今年は結婚して50年でいわゆる金婚式の年になるので妻とは記念に旅行にでも行きたいなあと話していた。年金生活者でもありそれほど贅沢な旅行はできないが一泊泊まりの旅行くらいならなんとかかなりそうだ。今年は北陸新幹線が敦賀まで延伸して小松駅からの新幹線利用が便利になったので北陸新幹線を利用して行けるよさそうな観光地がないか調べることにした。息子も費用の半額くらい出してくれるそうだ。
妻はいろいろと調べていたがテレビなどでも有名人のロケ番組がよく行われている軽井沢がよさそうだということで旅行案内誌などを購入して観光地や見所やショッピング情報などを調べていた。軽井沢は標高も高く古くからの避暑地で別荘地としても有名だ。最近は大型のショッピングモールなどもあってお洒落な店もたくさん入っていて人気があるようだ。
周辺の観光地の観光もしたいし、古い軽井沢の雰囲気も楽しみたいし新しいショッピングモールなども見たいので2日分の行程計画を作り、旅行会社で新幹線のキップやホテルやタクシー観光の手配を依頼した。予約等は無事済み費用も支払ったが新幹線のキップは1週間前に駅の発券機で発行する必要があるというので、出発1週間前に駐車場の確認もかねて小松駅へ出かけ、旅行会社から貰っていたQRコードを発券機に読ませて往復の乗車券と指定席券を発行してきた。
そんなわけで8月19日と20日の日程で軽井沢方面への旅行に行って無事に戻ってきた。新幹線に乗るのは何十年か前に東海道新幹線に乗ったのが最後だ。小松駅からつるぎ号に10分乗車し、金沢駅で一旦下車し30分ほど待ってはくたか号に乗り継いで2時間で軽井沢駅到着した。あっという間だ。
初日は軽井沢到着後手配してあったタクシーで周辺のいくつかの観光地を巡った。
最初の予定は駅近くの雲場池だが紅葉シーズンにはまだ早いうえに駐車場もないので立ち寄らずに通過するだけにして次に熊野皇大神社へ向かった。碓井峠の頂上にあり社殿が長野県と群馬県にまたがっていて参道や階段も中央を境に県が異なる。ご神木の「しなの木」が開運・縁結びとして人気があるそうだ。
次は白糸の滝。同名の滝は各地にあるがこの滝は岸壁の途中から湧き出した水が高さ3m長さ70mにわたって流れ落ちている。あたりはひんやりとして涼しかった。
次は鬼押し出し園。240年前の浅間山大噴火で出来た溶岩石が広がる。園内は広く全部回ることもできないので浅間山観音堂までの往復をしたが日差しが強く往路は上り坂でとにかく暑かった。往復1時間弱くらいだった。
この後星野リゾートが運営するハルニレテラスに立ち寄って清流と木々に包まれたお店見て回ったりジェラートを食べたりした後ホテルに向かった。ホテルでは特に言わなかったが旅行会社から金婚式の旅行という情報が届いていたのか食事の際に白ワインを1本サービスされた。アルコールは弱いので開封せずに持ち帰ることにした。
2日目は軽井沢駅に戻り旧軽井沢銀座通りを散策した。古い町内の商店街の雰囲気もありながら最近の都会的センスのお店も多くありなかなか魅力的な商店街だ。観光客もたくさん訪れていた。妻はあらかじめチェックしていたお店で予定の商品をいくつか買っていた。
商店街の通りとは別の通りには古い教会もいくつかあり落ち着いた佇まいが昔の軽井沢の雰囲気を残しているようだ。元々軽井沢は外国人宣教師が開いたと言われていて古くからの教会が多いようだ。
この後軽井沢駅南口のプリンスショッピングプラザへ行ったが場所が広すぎるのと人が多いのと暑いので少々ばて気味になりお土産をいくつか買った後は駅に戻って待合室で帰りの新幹線まで時間をつぶすことにした。
2日間とも歩数計で13000歩くらい歩いているので疲れて電池が切れたような状態だったが何とか帰りの新幹線に乗車し座席でほっとすることが出来た。帰りは乗り換えなしの直通で2時間余りで小松駅に到着し無事家に帰着した。
今回の旅行はかなり自分たちで行先を計画して現地情報も旅行誌やネットで調べあげたので旅行をしたという実感がある。現地情報や地図などもグーグルマップやストリートビューで確認済みだったので現地の雰囲気などもあらかじめわかっていて戸惑うことも少なかった。便利な時代になったものだ。