« 2011年1月 | トップページ | 2011年3月 »
加賀市片野にある鴨池観察館へ行ってきた。観察館が出来たばかりの頃は子供を連れて何度か行ったことがあるが、最近はしばらく行っていなかった。今回は、渡り鳥が北へ帰る前に一度見ようと思い出かけた。
片野鴨池は、石川県加賀市にありラムサール条約登録湿地となっている。ガンやカモ類が冬季に飛来する越冬地で、今は数千羽の鳥が集まっているとのことだ。マガンも3000羽程いるということなので見られればと思ったが、マガンは日中は福井県まで餌をとりに出てしまっているため見ることは出来なかった。そのかわり鴨類やその他の水鳥がのんびりと泳いでいた。
たまたま出かけたのだが、偶然にちょうどこの日のこの時間に、カムチャッカ半島で鳥類の研究や保護活動をしているロシア科学アカデミーの研究者の講演があるとのことで少し聞いてみることにした。同行していた日本人研究者の方が通訳をしていた。
ガンやヒシクイは鴨池で越冬するが、暖かくなると北へ向かって飛び立ち、本州の日本海側沿いや北海道の湖沼を経由しながら、ガンはカムチャッカを経由してシベリヤで繁殖し、ヒシクイはカムチャッカで繁殖するとのことだ。カムチャッカには沢山の湖沼があるが、これらの渡り鳥が、経由したり繁殖したりする湖沼はわずか3箇所だけで、しかもこれまで保護地域として指定されていたのが、最近解除されたそうだ。ロシアの方針が保護から資源開発に変わったことが原因のようだ。繁殖地、越冬地、経由地でそれぞれ保護されないと数が減ってしまうことになるそうだ。ロシア政府へ保護の重要性を訴えるためにも、日本の越冬地への飛来数などの情報収集にも協力して欲しいと言っていた。
また、夕方、餌をとり終わり帰ってきた3000羽のマガンが、一斉に鴨池になだれ込む光景が見られるということだったが、17時45分以降になるというので残念ながら見ずに帰ることにした。
いよいよ春闘の季節になった。16日には自動車大手の労働組合が、一斉に春闘の要求書を提出した。また電機大手の労働組合も22日までに要求書を提出した。いよいよ3月16日の集中回答日にめがけて、春闘交渉が動き出した。今年の要求の特徴は、ベースアップ分は見送り、構造維持分を含めた定昇分の確保と、業績が上向きになったことを背景に一時金の上積みだ。一時金の攻防が集中回答日まで続くことになるのだろう。
勤務先でも、23日に今春闘の要求書が労働組合から提出された。要求内容は賃金については、大手と同様に構造維持分の確保であり、ベースアップ分は要求していない。賃金については、そのほかに、家族手当の増額要求と、途中入社者の賃金是正が要求に盛り込まれていた。一時金については、業績にリンクした回答をと言うことだ。
これから1ヶ月間は、労働組合の要求に対する回答のための試算や資料作りをしなければならない。自然の春と違って、こちらの春はあまり楽しくない春だ。
最近一週間は良いお天気が続いている。ほとんど快晴といって良いくらいのお天気で1月の鉛色の空と比べると、光の春を実感する。北陸は例年2月下旬から3月中頃は良いお天気が続く。でも空に雲がない分、放射冷却になって明け方はかなり冷え込み霜も降りる。田んぼが白くなっている。でも朝日が出れば、すぐに気温が上がって霜も溶けるが、建物の影の部分は霜も残っている。
庭の紅梅もちらほらと開花し出している。この紅梅は、品種のせいか肥料が足りないせいか花がやや小振りだ。でも冬代表の山茶花の後を受けて、春の花では一番最初に咲いてくれるので、この紅梅が咲き出すといよいよ春だと思わせてくれる花だ。
梅一輪 一輪ほどの暖かさ
これからは日毎に暖かくなっていくだろう。
昨日帰宅すると、四国の友人から封筒が届いていた。何かが同封されているようで封筒がモコモコしている。早速封を切って中身を見ると、お雛様のストラップが同封されていた。お雛様は、男雛と女雛が背中合わせになって一体になっているもので、表裏で一対のお雛様になるものだった。妻は、表裏一体の雛人形ストラップが大変気にいった様子で、一目見るなり「これ私がもらう」といって、さっさと携帯電話につけてしまった。
我が家では日曜日にミニ雛人形を飾ったところで、ちょうどよいタイミングでの四国からの春の使者となった。
封筒の中には、このお雛様ストラップのほかに、赤と黒のテントウ虫のストラップが6個同封されていた。これも表裏一体となったデザインで、光沢のある赤色に黒色の点々と頭が全体をキリリと締めていてとてもかわいいものだ。今度も妻が「仲の良い友達に上げてもいいか」と言って狙っているので、全部取られないうちに私も自分のバッグとデジカメに一個ずつつけた。
このストラップは、実はこの友人が自分で作ったもので、樹脂粘土で形を造り金具をつけた後、家庭用のオーブンで焼くと硬くなるので、これにホビー用の漆塗料で着色するそうだ。デザインはオリジナルなので、考えながら造るのは楽しそうだ。
友人のブログ大道坦々に雛人形ストラップを始めとする樹脂粘土の記事があります。栗林公園の花情報もあります
暖かくなってきたので庭の雪も解けて地面の土が現れてきたが、昨年秋の落ち葉を掃除してなかったため、沢山の落ち葉がそのまま雪で圧縮されて地面に張り付いている。見た目も悪いので少し庭掃除をすることにして、小さな熊手と竹箒で落ち葉をかき集め掃除をしたが、落ち葉の量がかなりあり、作業に大汗をかいてしまった。
今年初めての庭作業だったが、チューリップを植えたプランターを見ると芽が出ていた。昨年11月にチューリップの球根約150球を、プランター10ケに植えつけたのだが、12月、1月と寒さにさらされて発芽のスイッチが入り、この一週間の暖かさで土の中で芽が伸びたのだろう。今朝見ると、それぞれのプランターで、土の表面から沢山の芽が約1センチ程出ていた。
このまま順調に成長してくれると、4月にはいろんな色の花を咲かせてくれる。特に昨年砺波のチューリップフェアで購入した球根がどんな花を咲かせるか楽しみだ。
紅梅のつぼみも膨らんできており、数日中には開花するかもしれない。
16日の午後、朱鷺が羽咋に飛来した。地元テレビのニュースで一斉に放送していた。テレビでは田んぼで餌をついばむ朱鷺や田んぼの上を飛ぶ朱鷺が写されていた。繁殖期のせいか首の背中側の羽が黒くなっている。羽咋市のある石川県は本州最後の朱鷺の「能里」が生息していたゆかりの地だ。NPO法人日中朱鷺保護協会名誉会長の村本義雄さんも現地に駆けつけられたそうだ。
2003年に日本最後の朱鷺の「キン」が死亡して日本の朱鷺は絶滅したが、中国から譲り受けた朱鷺が佐渡トキ保護センターで飼育され、順調に人口繁殖が進められていて数が増えており、一部が放鳥され野生での繁殖を目指しているが、まだ繁殖は確認されていないようだ。
羽咋市に飛来したのは、足環の番号から2008年に放鳥された雌の「トキメキ」とのことだ。普段は、富山県の黒部あたりにいるのだが、餌を求めて飛来したのではないかと考えられている。昨年も石川県で数回目撃されているのはこの個体だそうだ。
子供の頃よく年寄りから「トキ色」という言葉を聞かされた。朱鷺そのものを見た記憶はないが、「トキ色」と言う言葉は身近でよく耳にしたものだ。それだけ朱鷺は昔は身近な鳥だったと言うことだろう。「トキ色」が朱鷺の羽の色だということは大人になってからようやく知ったが、ピンク色だと思っていたのが、本当は薄い朱色だと分かった。
朱鷺は、中国と日本とでの人工繁殖活動により、ようやく少しずつ増えているが、それでもまだ世界で1800羽しかいないそうだ。能美市のいしかわ動物園でも、分散飼育と言うことで12羽が飼育されるようになった。これは一箇所だけでの飼育だと、昨今の鳥インフルエンザなどに感染した場合全滅してしまうことから、分散して飼育することでリスクを回避しているとのことだ。
勤務先では、2月は12日(土)が出勤日で14日(月)が休日となった。月曜日が休日だと、外出をしても土日の場合とちょっと感じが違う。道路も仕事の車ばかりだし、お店に入っても人が少ない。人が働いているのに休んでいるのは申し訳ないような気もするが、もう数年もすると一年中こんな状況になるのだろう。
14日は曇り空だったが、雨も雪も降っていなかったので木場潟公園へ出かけてみた。平日だし、寒いし、人はそんなにいないだろうと思っていたが、駐車場にはかなりの台数が駐車している。木場潟の周囲の周回コースをウォーキングしているのだろう。自分もカメラを手にゆっくりと歩いてみることにした。景色を撮影しながらぶらぶらと歩いているので、本気でウォーキングしている人に次々と抜かれるが、抜いてゆく人を見ると年配の人ばかりだ。月曜の日中だから当然と言えば当然だが、仕事をリタイヤした人たちが健康のために歩いているのだろう。
水面には鴨が沢山いるが撮影をしようと近づくと、危険を感じてスーッと岸から離れていくのでなかなかアップでは写せない。白山は曇って見えなかったが、近くの山が青く冬山の景色だった。少し歩いたら寒くなったので車へ引き返して、次に芦城公園へ行って見る事にした。
芦城公園は、小松市の中心にある桜の名所だが、たしか梅もあったはずと思い園内を散策してみたが、何本かの梅の木はあったものの、まだつぼみは硬く開花はしばらく先になりそうだ。
1月10日に東京目黒区で老夫婦が殺傷された事件で、容疑者が1ヶ月ぶりに逮捕された。今回の事件解決には、監視カメラの映像が随分役に立ったようだ。捜査では、聞き込みのほか、地下鉄やJR、私鉄各駅の監視カメラデータの映像を解析して、容疑者逮捕に結びつけたようだ。
現場近くの中目黒駅の監視カメラには、犯行前と犯行後の容疑者の映像が写っており、JR恵比寿駅や有楽町駅、東京駅などの監視カメラにも写っていたことが判明し、ビデオの解析から、福島県のいわき湯本から高速バスを利用し東京駅に到着したことが分かり容疑者が特定できたようだ。
東京などの都会だけでなく、最近はいろんなところに監視カメラが設置されていて、本人も知らない間に写されているということが問題になったりしているが、犯罪の抑止効果もあるし、今回のように事件解決に役立つこともあり、安全な社会を維持していく上では、ある程度はやむを得ないものかなと思う。ただすべてが監視される社会というのはちょっと怖い。
最近の技術では、人の顔や持ち物を認識して、監視カメラの映像から自動的に検索することも可能ということで、一定範囲の複数の監視カメラの映像を検索すれば、移動の足取りを把握することも可能と言うことだ。映画の世界の話が現実になりつつあるのかもしれない。
勤務先でも、以前駐車場での車上あらしが相次いだこともあり、昨年監視カメラを設置した。
今日のテレビのニュースで、鳥類の前足の3本の指が、恐竜と同じだと言うことが突き止められたと言っていた。
もともと鳥と恐竜はよく似ていることから、恐竜が鳥類の起源だという説が有力だったのだが、恐竜の指は、親指、人差し指、中指なのに対して、鳥類の指は、人差し指、中指、薬指だと考えられていて、ここが矛盾するため、長年、恐竜が鳥類の起源だとは断定できなかったようだ。今回、東北大学の田村教授の研究グループが、鳥類の3本の指が親指、人差し指、中指だと言う事を突き止めたと言うことで、鳥類の起源は恐竜だと言うことが証明されたのだそうだ。
昔学校で習った始祖鳥や、翼竜と呼ばれるプテラノドンなどが、恐竜から鳥類への進化の途中の状態なのかなと想像してみた。でもインターネットで調べてみたら、恐竜と翼竜は先祖は同じだが途中で枝別れして、別々に進化したもので全然別の生物ということだ。鳥類は恐竜から進化しているということなので、翼竜が鳥類の先祖と言うことではないようだ。
恐竜の指も、鳥類の指も、親指、人差し指、中指で、薬指と小指は退化したのだそうだが、一番元をたどると、恐竜は元々指は5本あったと言うことなのか、人間も5本あるけど、どうして5本なのだろうか。
昨年11月に市役所の税務課の職員が勤務先へ償却資産の調査にやって来た。調査の主旨は、市に固定資産税の対象として申告してある償却資産と、法人税の固定資産台帳が一致しないから合わないものを修正申告しろということだった。どうも、国税当局と市の税務課は情報のやりとりが出来るようで、決算時に税務署へ提出した決算書類の資料を、市の税務課は利用することが出来るらしい。
(参考)
地方税の賦課徴収上必要な場合、「国と地方団体との税務行政運営上の協力について」(昭和57年自治税企第92号自治省税務局長通達)により、国税の資料を閲覧・記録又は書面照会をすることができます。ここで得られる資料と償却資産申告書の資産明細との照合を行うことによって実地調査の事前準備を行うことができます。
また法律的には、市に申告する償却資産は、法人税のための資産台帳と一致しなければならないようだ。土地、建物、建物付属設備、ソフトウエア等、償却資産として申告する必要のないもの以外の資産は、法人税の固定資産台帳に計上したら、市の償却資産にも申告しなさいということだ。
その後、市税務課に対しては何度か、企業誘致の当時の減免措置による差異や、その後の処理での申告モレなどの説明をして、今後の進め方等についていろいろと折衝をしてみたが、法律どおりにやってもらうの一点張りで、計上モレのものについては修正申告しなければならないということだった。結局、法人税の固定資産台帳と市の償却資産台帳をつき合わせて、計上モレになっている物件をリストアップし修正申告することになった。
計上モレのうち、処理ミスにより発生したものは、件数は多いが影響はそれほどなかったが、既存の物件への追加の資本的支出は比較的最近のものが多く、修正申告の影響は大きい。固定資産税の追加徴収が発生することになり、かなりの金額になりそうだ。
これまで、固定資産税についての調査は一度もなかったので、こんな調査があることも知らず、資産台帳同士の突合もやったことがなかったし、資本的支出の追加分を申告しなければならないと言うことも理解していなかった。これを機会に適正な計上処理をしていかなければならないだろう。
本日、少し締切日をオーバーしたが、市税務課へ例年の前年取得分、減少分の申告と、過去の計上モレ分の申告を済ませてきた。
立春も過ぎ寒波も一段落したし、鉛色のどんよりとした雲も晴れ、この週末はよいお天気になった。日差しが暖かくて道路や庭の雪を解かしてくれるので、道路には殆んど雪はなくなったが、我が家の庭は随分と雪の量は減ったものの、屋根雪の落ちたものもあり、まだまだしっかりと残っている。庭の低木に覆いかぶさっている雪をよけてやると、つつじなどは雪にいためられてかなり枝が折れている。以前は冬の前に、雪で枝が折れないように縄で縛ったりして冬の準備をしていたが、最近は暖冬続きだったため、今冬は雪の準備ををしなかったからだろう。
今日は、庭の雪が早く減るように、庭から雪を運び出して用水に捨てたり、少しでも早く日差しで解けるようにと地面が出るくらいまで雪を掘ったり、硬くなっている雪をほぐしたりしていた。雪は地面が出ているところから太陽の熱を吸収して早く解けていくので、部分的にでも、地面を出しておくと早く解けてくれる。
庭を見ていると、雪の中でも木々は春の準備を進めているようだ。紅梅は、まだ咲くには早いものの、枝に沢山のつぼみをふくらませている。四国の友人の便りでは、栗林公園の梅は1月上旬に開花が確認されたが、その後の寒波で止まったままとのことだったが、この暖かさでまた開花しだしているかもしれない。三つ葉つつじも沈丁花も、まだつぼみは硬いようだが、開花の準備は進んでいる。松任谷由美の「春よ来い」の歌詞とメロディーを口ずさんで見る。
梅や沈丁花や三つ葉つつじは、2月後半から3月にかけて順番に咲き出すだろう。どうだんつつじは少し遅れて4月ごろに咲くだろうがこれもつぼみを沢山つけて準備をしている。ここ数週間は、寒波と雪でてんやわんやだったが、春は着実に近くまで来ているようだ。
宮崎県と鹿児島県の県境にある新燃岳が先月19日に噴火した。それ以後も爆発的噴火を繰り返していて、テレビで見ると凄い量の煙を噴き上げて、周辺に火山灰を撒き散らしている。300年ぶりの本格的なマグマ噴火とのことで、今後も噴火は暫く続きそうだと言うことだ。また、今後雨が降ると大量に降った火山灰が土石流となって被害が出ることも予想されるとのことだ。
宮崎県を中心とした、九州南部は昨年から災害続きで、昨年の口蹄疫による牛の大量殺処分や、鳥インフルエンザによるニワトリの殺処分、新型インフルエンザも宮崎県が最も定点当たりの患者数が多く60.88人となっている。大変な災害が同時にいくつも押し寄せてきていて大変な状況だと思うが、がんばって克服して欲しいものだ。
私の住む地域は幸いにも自然災害は比較的少なく、大変恵まれているのではないかと思う。台風に襲われることも少ないし、火山や地震の被害もあまりない。積雪は、今年は例年より多くて、除雪に費用がかかるとか、滑って転んでけが人が出るとかはあるものの、それほど甚大な被害というほどではない。山に積もった雪は、自然のダムとなって、夏場の水不足を解消する役目をしてくれるプラスの面もある。
もっとも、白山も今は静かな山だが、もともとは休火山なので突然噴火するかも知れないし、新型インフルエンザは今かなりの感染者が出ている。また野鳥の飛来地も沢山あり鳥インフルエンザも発生するかも知れない。地震も新潟や能登の日本海側で最近発生していて今後発生の可能性もある。災害の可能性は沢山あるわけで、今が災害が少ないからと安心していてはいけないのだろう。
勤務先でも、BCPなど事業継続の観点から、災害対応マニュアルの整備などを進めており、有事の際の災害対策本部の設置や指揮命令系統の確立、避難、復旧などについての手順をあらかじめ定めることが求められていて、策定する作業を進めているところだ。
明日2月4日は立春だ。寒波の連続でまだ真冬のど真ん中だと思っていたが、立春と言うことは、いよいよ暦の上では春ということか。そういえば、最近は以前から見ると、朝も早く明るくなるし、夕方も明るい時間が長くなったようだ。今日の日中は久しぶりに太陽も顔を出して寒さも少し緩んだようだし、積もった雪も少し解けたようだ。このまま一直線に春になる訳ではないだろうが、少しずつ春らしくなっていくのだろう。
今日2月3日は立春の前日ということで節分になる。節分と言えば豆まきが一般的だと思っていたが、最近は恵方巻きのほうが有名になったみたいだ。豆まきは、鬼にめがけて豆を投げつけて邪気を退散させるということで、昔からテレビのニュースネタになっていたものだが、最近は、恵方巻きを食べる家庭の方が多いらしい。
節分の日に恵方巻きを食べると言うのは、もともとは関西地方で行われていた行事で、節分の日に、恵方(2011年は南南東)を向いて太巻き寿司を食べると良いことがあるとされる行事だが、最近は、商業的な宣伝で全国区の行事になりつつあるようだ。土用の丑の日の鰻や、バレンタインデーのチョコとよく似ている。
我が家は、これまで節分といっても、特別豆まきをすることもなく、また恵方巻きを食べることもなかったが、今年は少し真似事をしてみようと、妻が豆を買ってきて、「福は内、鬼は外」と豆を撒いていた。豆は後で食べられるように20個くらいが袋に個装されているものだ。
また夕食には太巻き寿司が食卓にあった。作法では、恵方に向かって無言で丸ごとかぶりつくことになっているが、こんな大きい寿司を丸ごと食べられるわけがないので、正式な作法は無視して食べやすい大きさに切って食べた。
いずれも、遊び半分の真似事だが、一年のうちで最も暗く寒い時期に底を打って、光の春に向かう節目の日に、すこしこんな遊び心があってもいいかもしれない。下の写真は、雪原に日の光が春らしい。