チューリップの花を楽しんだ後は、来年また花を咲かせて貰うためにしなければならないことがある。それは、
1.球根を太らすこと 5月上旬
花が終わったら花を摘み取ってしまう。葉は全部残し、茎は花の下で折ってしまう。
種を作らせずに、その分の栄養が球根に行くようにする為。
肥料はやらない。花が終わった後の肥料は球根が腐る原因になる。
2.球根を掘り出すこと 6月~7月頃
地上の葉っぱが枯れてきたら、そろそろ球根を掘り出す時期だ。
球根の皮が茶色になったら掘り出す。
球根はいろんな大きさがあるが、あまり小さいものは花が咲かないので捨てる。
掘り出さないでおくと、たいがい球根は腐ってしまう。
原種に近いものであれば、そのままでも来春花を咲かせるものもある。
掘り出した球根は、泥を落として水洗いをする。
水洗いをした後は、ネットの袋に入れて、風通しの良い日陰に吊るして乾燥させる。
水洗いだけでは、腐るケースもあるので、薬剤に浸して消毒する方法もあるようだ。
ネットの袋はホームセンタで売っている。
色別とか、種類別に管理するときは、掘り出す時点でネット袋などで区分しておく。
3.保管すること 7月~10月
乾燥したら、植え付ける時まで、涼しくて風通しの良いところで保管する。
根が傷つくと、植えたとき根が出てこなくなるから、根を傷つけないようにする。
4.植えること 10月~11月
紅葉の頃、保管しておいた球根を少し深めの植木鉢に植えつける。
私は例年標準サイズのプランタに植えつけている。
土は、ホームセンタでプランタ用の土を購入してくればよい。
化成肥料などを元肥として施す。
球根は、土の表面から10センチくらいの深さに先端が来るように植える。
球根と球根の間隔は、球根1個分くらい空けて植える。
鉢植えやプランタの場合は、密集して植えたほうが花が咲いた時にボリュームが出る。
球根は、上下に気をつけて植える。
根の出る方が下で芽の出る方が上になるように植える。
植えた後はたっぷりと水をやり、その後も土が乾燥しないよう水やりすることが必要。
5.育てること 12月~4月
鉢植えやプランタの場合は、屋外の日陰で栽培する。
土の中では球根から芽や根が伸び出しており水分を欲しがっている。
土が乾燥しないように水やりは忘れず行う。
室内などの暖かいところにおくと、発芽しない事もあるようだ。
2月頃には土から芽が出だすので、日当たりの良い所に出し、追肥を施す。
その後はどんどん葉っぱが大きくなり、3月下旬頃にはつぼみが見えるようになる。
暖かくなって乾燥するので、水はたっぷりと与える。
4月上旬からポツリポツリ花が咲き出し5月上旬まで花を楽しめる。
※時期については地域により若干の前後はある。
2013年チューリップの球根掘り出しの記事は こちら
2013年チューリップ満開の記事は こちら