秋の虫の音
最近は、夜になると虫の音が賑やかに聞こえるようになった。夕方を過ぎてあたりが暗くなっても、しばらくは昼の続きでアブラゼミがジージーと鳴いているが、さすがに夜の9時頃になると秋の虫の合唱になる。リーリーリーと鳴くのが多いが、リッリッリッと小刻みに鳴いているのもいる。
先日、庭先で力強く「スイチョン スイチョン」と鳴いていた虫は、調べてみるとどうもウマオイのようだ。
今、外ではリーリーリーと鳴いている虫が多いが、多分マツムシかエンマコーロギではないだろうか。スズムシのリーンリーンと鳴く声は涼しげだが、今日は鳴いていないようだ。
日中はまだまだ暑い日が続いているが、夜になると風も涼しくなり、虫の音も聞こえるし、秋が感じられる。
「秋きぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる」の世界を実感する頃だ。
これから本格的な秋になるが、虫の音はもっとにぎやかになるのだろうな。