夕焼け小焼け
夕方6時半頃になるとあたりは薄暗くなり、西の空は夕焼けで真っ赤になる。太陽が沈んでしまうとあたりは暗くなるが、西の空だけはしばらく赤いままで、街灯が灯りはじめる。
夕焼けを見ると懐かしい感情が湧いてくる。子供が小さいとき一緒に見ていた情景なのか、自分が子供の頃に母親と見ていた情景なのか分からないが、気持ちを暖かくしてくれるやさしい景色だ。
芭蕉の「あかあかと日はつれなくも秋の風」という句は、奥の細道の旅の途中、金沢と小松の間で詠んだものとされている。ちょうど今頃の残暑の時期に、あかあかと沈みかける夕日を見て、日は暑く厳しいが、ふと涼しい秋の風を感じる頃になったという意味だろう。古今集の「秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかねぬる」(藤原敏行)を踏まえていると言われているようだ。
季節的にも場所的にもかなり近いし、写真の夕日の色は芭蕉の見た夕日の色に近いかもしれない。
夕焼けは、明日は晴れになるしるし。明日も晴れて残暑はまだ厳しいようだ。でも残暑も今週までで、来週は雨が多くなり、気温も一気に下がるようだ。
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