タイの洪水の影響はどうなるのだろう
タイの大洪水で日本から進出した多くの企業の工場が洪水の被害を受けている。特に日本の代表的な自動車会社のほとんどがタイに工場を建て操業していて、アジアの生産や販売の拠点として重要性を増しており、また最近の円高で、海外生産にシフトしている矢先でのタイの洪水被害だ。
先日はホンダの工場が冠水しているのがテレビで放映されていたが、今度は他の自動車メーカーも含め全8社とも全面的に生産停止するようだ。これは、現地の部品メーカーが洪水被害を受けていることで、部品供給のめどが立たないため生産停止せざるを得ない状況のようだ。
東日本大震災のときも、部品メーカーが被害を受けて部品供給が出来ず、自動車会社が操業停止に追い込まれ、最近ようやく回復して、遅れを取り戻すために増産体制に入っていたところだが、また水を差されたような状況だ。今回のタイの洪水被害の状況は東日本大震災の状況に良くにている。
自動車産業は裾野の広い産業で、自動車会社が増産をしてくれると部品メーカーも潤うことになるのだが、逆に1つの部品が入らなくても自動車は完成せず出荷することができないため、工場は操業停止せざるを得なくなってしまう。
勤務先では、自動車部品を生産していることから、タイの状況が続くと受注状況にも影響がでてくるかも知れない。最近の急激な円高もあり今後の景気は不透明さを増しているようだ。
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