2012年春闘交渉がはじまった
いよいよ春闘の時期となり、全国的に春闘交渉が始まった。2月中旬には、大手電機メーカや大手自動車メーカの労働組合が要求書を提出して、3月14日の集中回答日に向けて労使の交渉がはじまった。今年の交渉は、昨年の大震災、タイの洪水や今年の円高の影響によって、電機大手も自動車大手も業績が悪くなっており先行きも不透明なことから、大変厳しい状況のようで、要求内容も、ベースアップの要求を見送り、定期昇給分の維持と一時金の確保に的を絞っているようだ。
勤務先でも2月後半に労働組合からの要求書提出があり、3月後半の決着を目指して春季交渉がスタートした。私は、昨年の秋季交渉からは交渉の事務局からはずれ、交渉の場には出なくなったが、永年関わってきたせいか、やはり動向が気になる。
勤務先の労働組合も今期の要求は、ベースアップ要求をせず、構造維持の確保の要求に絞ったようだ。他には、手当の増額や途中入社者の賃金レベルの是正等の要求もある。構造維持というのは、モデル賃金で見て年齢毎には前年と同額になるようにすると言うことで、大手で言っている定期昇給分維持と同じ内容だ。
最近は賃上率が下がっていて、ベースアップ分どころか構造維持分の率を確保するのも厳しい状況になっている。賃金制度の見直しもそろそろ必要かもしれない。
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