小松市布橋の水芭蕉
先日の4月14日に、十二滝の桜を見に行った際に近くにある布橋の水芭蕉を見てきた。布橋には山間の湿地となっているところに水芭蕉の群生地があり、いつも桜の時期になると立ち寄って見に来ているが、最近は株が少なくなったような気がする。ずっと以前には、湿地帯全体に群生していたように思うが、最近はポツリポツリと株がある状態だ。それでも花はちょうど見頃で、葉もまだそれほど大きくはなかったが、あれから2週間ほどたっているし、今は多分葉はもっと成長して大きくなっているかもしれない。
驚いたのは、湿地全体を電線で囲っていることだった。注意書きの看板に「電流が流れているので注意してください」と言うようなことが書かれている。どうもイノシシよけの電線のようだ。最近はイノシシの生息域がどんどん北上していて、県内でも山沿いの地域では畑などがあらされる被害が出ているとのことだが、この水芭蕉の群生地でも近年イノシシが侵入して水芭蕉が根こそぎ掘り起こされて根が食べられてしまう被害が出ているようだ。その防止策で群生地を電流の流れた電線で囲ってイノシシの侵入を撃退しようという事のようだ。
地球温暖化のせいか、北陸でも最近は暖冬ぎみで積雪も少ないため、イノシシも越冬して繁殖できるようになり、定着しつつあるようだ。そのうち市街地にまで出没するかも知れない。
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