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今日は大学時代のゼミの同窓会が母校であるので朝早くから電車に乗って出かけた。電車は7:30のサンダーバードだ。10時過ぎに大阪駅に到着したが久しぶりの大阪駅なので私鉄への乗り換えも戸惑ってばかりだったが、なんとか私鉄のプラットホームにたどり着き私鉄を乗り継いで時間までにようやく母校の会場に到着できた。
ゼミの同窓会は10年程前から行われているが、これまで欠席ばかりで出席するのは今回が初めてとなる。出席者は15名だったが卒業してから40数年もたっているので、顔と名前が分かる人は数名しかおらずかなり浦島太郎状態だった。しばらく話をしていると少しずつ昔のことを思い出し、2次会に行く頃にはようやく昔の話で話が弾むようになった。
同窓会の後、母校の構内を回ってみたが建物なども随分と様変わりしていて、40数年の歳月が経ったことを実感してしまった。
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先日のニュースでGoogle検索のサジェスト機能を巡ってGoogleが敗訴する判決があったと伝えていた。サジェスト機能とは、Google検索でキーワードを入力すると関連すると思われる別のキーワードが自動的に表示されるもので、使い方によっては便利な機能だ。
今回訴えた男性の場合、個人名をキーワードで入力すると身に覚えのない犯罪行為などのネガティブな別のキーワードが個人名と一緒に表示されるため、社会的評価が低下したとして表示を止めるように訴えていたものだ。
ネット上のプライバシー保護については、「忘れられる権利」という考え方がある。昨年1月にEUがプライバシー保護のために出した考え方だが、ネット上に一旦流布した情報はいつまでも残っていて何年経っても検索をするとヒットしてしまう。人間の記憶なら何ヶ月かすれば忘れ去られてしまうが、ネット上にプライバシー情報やネガティブな情報が流れた場合いつまでも残り、そのことで悩まされ続けることになる。
「忘れられる権利」とはそういった情報を個人が、サーバーの管理者に削除要求をできるようにする権利のことだ。ただ、まだ確立しているわけではなく、「表現の自由」や「知る権利」を損なうという議論があるようだ。
ネットで検索する機能は大変便利でいつも利用しているし、私のブログへのアクセスも大半は検索でヒットしたことで訪れてくれているものなのなので、いつも大変お世話になっているわけだが、ネット上にいったん掲載されてしまうと、個人情報であろうと消えずにいつまでもWEB空間に漂い続けて検索されるというのは怖い話だ。