ヘクソカズラの花
ヘクソカズラという蔓性の植物がある。漢字で書くと「屁糞葛」と書くが、なんともはや最悪のネーミングをされてしまったようだ。かわいそうな名前を付けられてしまっているが、実際この草をむしり取ってにおいをかいでみるとひどい悪臭がする。
我が家の庭にも知らぬ間に生えてきて、ツツジの木などにまとわりついているので時々取ろうとするが、ツツジの枝に巻き付いているのでなかなか剥がすことが出来ないし、取り残した所からまた成長して油断していると木全体を覆ってしまう厄介者だ。
勤務先でもカイヅカイブキの上半分をびっしりと覆っているヘクソカズラを見つけた。この厄介者がと思ったが、よく見ると小さな花が一杯咲いている。直径1cmくらいのラッパ型の白い花で花の中央部だけ真っ赤な色をしている。我が家のヘクソカズラは小さいうちには取り除いているので花を付けないのだろう。4mほどの木を覆うくらいになると花を咲かせるようだ。
嫌われ者だからこの名前でもしょうがないだろうと思っていたが、可憐な花を見たらちょっとかわいそうになった。
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