高野山土産
妻の妹が団体の旅行で高野山へ行ってきたといってお土産を持ってきてくれた。高野豆腐と胡麻豆腐と念仏の現れるお線香と3つも買ってきてくれたようだ。
高野豆腐といえば高野と名前が付くくらいなので高野山のお土産としてはうってつけだ。高野山は高野豆腐発祥の地なのだろうか。胡麻豆腐も高野山の近辺で良く作られているようだ。
面白いのは、燃やすと燃え跡の白い灰に「南無阿弥陀仏」の文字が現れる線香だ。妻が今朝早速もらった線香に火を付けて仏壇に供えた。確かに燃えた線香の灰が崩れずに残っていてその中に「南無阿弥陀仏先祖代々」と文字が出ている。不思議と言えば不思議だが、今の世の中なら技術的には問題なく出来ることなのだろう。
私が不思議に思ったのは別に2点あった。1つは元の線香を見てもどこが正面か分からないのに燃えた後のものはちゃんと正面を向いていることだったが、妻に聞くと「文字が出始めた後に正面に向け直した」とのことで「なーんだ」と納得した。
もう一点不思議に思ったのは、高野山といえば弘法大師が開いた真言宗のお寺だが、なんで南無阿弥陀仏なのだろうと言うことだ。南無阿弥陀仏の念仏は法然の浄土宗や親鸞の浄土真宗のものだが、真言宗のお寺のお土産になっているのはお土産屋さんが間違えているのではないかと思ったからだ。
早速ネットで調べて見ると、お土産屋さんの間違いではなく、過去に高野聖(こうやひじり)と言われる人達が真言宗の教えを広める時に、当時流行っていた浄土信仰の念仏を取り込んで布教したことから、高野山と念仏は昔から深いつながりがあるということのようだ。
これも納得。
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