石蕗(ツワブキ)と白椿の花
白椿の木の根っこの所にツワブキが植えてある。植えてあると言っても自分で植えた記憶はないので、以前今の家を新築して庭木などを前の家から移植したときに白椿の木と一緒に付いてきたのだろう。9月頃につやのある葉の間から花茎が伸び始め10月中旬頃に黄色の花を咲かせる。食用にもなるそうで昔はキャラブキの原料にもなったようだ。
ツワブキの名前の由来は葉に艶があることからツヤハブキと呼ばれたものが変化したと言われるが、漢字の石蕗の由来はなんだろうか。石の蕗と書く名前に情緒を感じるのか、晩秋にポツリと咲く様子に風情を感じるのか、昔から俳句や短歌の題材としても多く詠まれているようだ。
我が家のツワブキも咲き始めてから半月ほどたち、雨に打たれたり虫に喰われたりでそろそろ花の時期も終わりのようだ。今日はツワブキの花の横に白椿の花が落下していた。見上げると白椿がいくつか花を咲かせている。白椿はツワブキの後を受けてこれから3月中旬まで花を付け続ける。