小松市布橋の水芭蕉/2014
小松市の布橋に水芭蕉の群生するところがある。普通水芭蕉は比較的標高の高い山地の湿原にあるものだが、布橋の水芭蕉はほとんど平地と変わらない低地の湿地帯に群生している。
「夏の思い出」の歌詞には尾瀬の水芭蕉が出てくるが季節は初夏となっている。高地では初夏の頃に咲くのだろうが、低地では桜と同じ頃に咲いている。場所は小松市の十二ヶ滝から山間に少し入った所にあるので、毎年十二ヶ滝の桜を見に行った時についでに立ち寄っている。
最近は暖冬の影響でイノシシの生息域が北上しているのか、以前はいなかったイノシシが当地てせも出没するようになり、球根を掘り起こされて食べられる被害が続いていた。数年前は株数が激減していたが、電気柵の設置などの保護対策の効果があったのか今年は花数も少し増えてきたような気がする。
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布橋の水芭蕉は5月頃になっても花は咲いているが、葉がやたらと大きく成長するので葉の小さい今頃が見頃だろう。
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小松市でも水芭蕉が咲くのですね。初めて知りました。
これまで尾瀬の初夏を飾る花だとばかり思っていました。
温暖化と共に猪も北上ですか。 これまで保たれていた自然環境が急激に変化するのかも知れません。 いつまでも春に水芭蕉の花が咲く環境が残って欲しいですね。
投稿: omoromachi | 2014年4月16日 (水) 00時14分
私も以前は水芭蕉は夏の花だと思っていました。あの歌の影響ですかね。でも清流に白い花が咲いている様子は涼しげで夏向きですね。
小松市にはもう一カ所群生地があります。標高370mのところですがやっぱり低山地ですね。冬に雪が積もって寒いせいでしょうか。
イノシシは能登の方でも被害が出ているとのことで急速に生息域を拡大しています。困ったものです。
投稿: いちろ | 2014年4月16日 (水) 22時23分