新緑とヤマザクラ
ソメイヨシノが散ってしまうと桜ももう終わりだと思うが、山へ行けばヤマザクラがまだ花を咲かせている。ヤマザクラはソメイヨシノの様に一斉に咲いて一斉に散るわけではなく、木毎に咲く時期が微妙にずれているので全体としては長い期間咲いているそうだ。ソメイヨシノの咲く頃に咲くものもあれば、周囲の木々の若葉が出始める頃に咲くものもある。今はちょうど山の木々は新芽の萌える頃で、新芽のきみどり色にヤマザクラの薄いピンク色がきれいに映えている。
_
ヤマザクラはソメイヨシノと違い寿命が長く樹齢数百年の大木になるものもあるそうだ。葉と花が同時に開き若葉の色は赤褐色なので花は白くても遠くから見るとピンク掛かって見える。
ソメイヨシノが一般的になる前の江戸時代以前は桜といえばこのヤマザクラを指したということなので、昔の和歌などに出てくる桜はヤマザクラのことだそうだ。ソメイヨシノのような派手さはないが、自然な趣がありなかなかよいものだ。
_
こちらは葉と花が同時に開いているが若葉の色が緑色なのでヤマザクラではないようだが遅咲きの品種できれいに咲いている。
« 図書館の利用 | トップページ | 八重桜(ボタン桜)/2014 »
「桜紀行」カテゴリの記事
- 街中や公園の八重桜(2025.04.21)
- こまつの杜の八重桜(2025.04.20)
- 小松市の山間の桜(2025.04.12)
- う川古代桜(うがわいにしえざくら)(2025.04.10)
- 木場潟公園の桜(2025.04.09)
コメント