2014夏越しの大祓/茅の輪作り/茅の輪くぐり
6月30日は地元神社で夏越しの大祓(なごしのおおはらえ)と言う行事が行われた。これは6月と12月の晦日(みそかび)に行われる大祓神事のうちの6月の分ということで、暑い夏を迎えるに当たって病気にかからないように穢れを人形に移して祓い清めるという神事だ。
地元神社では、数年前から夏越しの大祓に合わせて茅の輪くぐりも行うようになった。茅の輪くぐりとは夏越しの大祓の時に行われる神事で、茅草(かやくさ)で作られた大きな輪をくぐることで疫病や罪穢が祓われるといわれている。茅の輪くぐりの由来は、蘇民将来(そみんしょうらい)という人と(素盞鳴尊すさのおのみこと)との故事に基づいているということで、神話の昔にまで遡る話のようだ。
28日には茅の輪を作りを行った。午前中材料の薄(ススキ)を近くの川の土手で軽トラの荷台に一杯採取してきた。鉄のパイプで作られた直径2メートルの輪にロープを巻き付けたものを芯にしてその回りに、採取してきたススキの葉を束ねたものを重ねながら巻き付けて仮止めしていく。巻き付け終わったら30センチ間隔で黒のシュロ縄で縛ってゆく。出来上がった茅の輪を木枠に取り付けてしめ縄やシデなどを取り付けて足下にムシロを敷いたら完成だ。
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29日と30日は朝から茅の輪ぐくりの開始だ。事前に回覧板や無線放送で開催案内をしていたし、29日は地元新聞の朝刊にも記事を載せて貰ったのだが、町の人の出足は鈍い。それでも新聞や放送で情報を知ってポツリポツリと家族連れが訪れて茅の輪をくぐっていく。
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30日は夕方から夏越し大祓神事が町会役員などが参列して行われたが、それに先だって町会役員にも神主の作法指導によって茅の輪をくぐって貰った。