出雲大社の本殿の正式参拝
石川県神社総代会研修旅行と言うことで地元の神社にも参加者募集の案内があったので、地元神社からも6人応募したうちの一人として、17日から3日間の出雲大社参拝をメインとした山陰巡りの旅行に参加してきた。
当然出雲大社の正式参拝が主目的であり、滅多に機会のない本殿参拝もできると言うことで県内からの参加者は600名を超える大人数となって県内各地から全部でバスが18台出雲に向かったそうだ。
17日早朝に地元を出発して途中足立美術館などを見学しながら11時間かかって1日目の宿泊地の玉造温泉に到着。
18日は正式参拝ということでスーツを着てネクタイを締めて出雲大社に向かった。最初に入ったのが神楽殿で270畳敷の大広間でお参りをしてお祓いを受けた。お参りの作法は、普通の神社では2礼2拍手1礼が一般的だが、出雲大社ではちょっと変わっていて2礼4拍手1礼になる。拝殿の大きなしめ縄が有名だが神楽殿にも拝殿に負けない大きさのしめ縄が取り付けられていた。
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次に本殿でのお参りだ。通常の参拝では拝殿の参拝と本殿の前の八足門の前での参拝までなのだが、特別の許可で八足門横のくぐりから門内(瑞垣内)に入ってのお参りをすることになった。瑞垣内に入るともう一つ門(楼門)がありこの楼門の前でお参りするのが正式参拝になる。
本殿そのものはこの楼門と玉垣の内側にありそこには入ることは出来ない。2礼4拍手1礼の作法で参拝が終わると本殿を囲む玉垣の回りをぐるっと一周することが出来た。これをお庭踏みと言うそうで、高さ約24メートルの大きな本殿を間近に前、横、後から見ることが出来た。この門の内側は撮影禁止ということで写真は撮ることは出来なかった。
八足門と瑞垣の外側からの本殿
本殿は南向きなのだが、中に鎮座する祭神の大国主命は西向きになっていると言うことで、瑞垣の外側の神座正面の西側に拝礼所が設けられていた。ここでも2礼4拍手1礼の参拝をしてきた。大国主命が何故西向きに鎮座しているのかは謎になっている。
順序がちょっと逆になるが最後に拝殿に回って拝殿正面でもお参りをしてきた。大国主命の銅像もあったので写真に収めた。
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出雲大社は縁結びの神様として有名だが、出雲地方は神話の宝庫であり国譲りの話等もあって、日本の古代史に重要な役割を担っていたことが最近の発掘による出土品などでも明らかになってきているようだ。
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出雲大社側に気を遣わせないように、一般人として正式参拝を申し込みましたら、男性の職員に代わられて、「神社関係者でなければ、受け付けません。」と、ちょっと偉そうな態度を取られました。
以前、お参りした際も、後で出雲国造一族であることを申しましたら、態度を翻した案内をされました。
偶々、社務所の入り口で、千家宮司が通られて、私に声をかけて来られた時など、そこからの神職のみならず、女性職員たちの態度も一変したのには、本当に呆れました。
出雲大社の職員は、神社で神前奉仕する職員として以前に、人として人格的に問題が多いと思います。
投稿: 出雲国造一族の端くれ | 2019年5月23日 (木) 11時53分
コメントありがとうございます。
出雲大社に参拝したのは5年前で、記事も5年前に投稿したものです。
出雲国造の一族の方なんですか。
出雲国造と言えば、天皇家と並ぶ由緒ある家系ですよね。
神社の職員の対応も仕方がないところはありますね。
この時は県の神社庁の募集で行ったので正式参拝出来ましたが、
個人で行ったら神社の規則などで正式参拝できるのかはよく分りません。
格式を重んずる神社ですから、一般人の正式参拝はいろいろ制約がありそうですね。
身分を明かせば態度が豹変するのは当然でしょう。
出雲大社にとって出雲国造一族の方は特別の扱いになるでしょうから。
最初に神社職員が偉そうな態度だったそうですが、
私たち一般人が格式の高い神社に行けば、偉そうにあしらわれるのは普通ですね。
投稿: いちろ | 2019年5月23日 (木) 22時55分