氷室饅頭/2014
石川県の金沢以南の地域では、7月1日に氷室饅頭を買って食べたり、人に贈ったりする風習がある。事の由来は江戸時代に加賀藩が冬の雪を氷室と言う倉庫に保存しておいて、夏場に幕府に献上していたが、その氷室を開く日が7月1日(旧暦の6月1日)で、その日に無病息災を願って麦饅頭を食べていた事にある。その風習が金沢以南にも広がって今も残っているというわけだ。
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6月後半になると金沢市内の和菓子の老舗店から金沢以外の和菓子屋さんまで一斉に氷室饅頭を作って店頭に並べ、スーパーなどでも色んな和菓子屋さんの氷室饅頭が並ぶ。
形は平べったいものからふっくらとしたまん丸のものまでいろいろとあり、和菓子屋さん毎に形は違う。色は赤、白、緑が基本だが、最近は栗を入れたものや黒糖を入れたものなど工夫されて種類も増えている。
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妻は今年は地元の和菓子屋さんの氷室饅頭を買ってきた。ふんわりとして美味しそうだったので選んだそうだ。健康を願う縁起物なので妻の実家の父にもいくつか買って持って行ったようだ。
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