先日ハードディスクの不調であわや全データ消失かといった事態になり、データをバックアップする重要性について再認識した。幸いデータは無事だったので、急遽外付けハードディスクを購入して、大切なデータの入ったハードディクだけは定期的にそこにバックアップすることにしたが、必ずしも万全となったわけではない。
そこで個人のパソコンでデータが吹っ飛んでしまうケースについて考えてみたが、個人のパソコンでデータが消失してしまうケースとしては次のような事が考えられる。
1.ハードディスクの故障
2.パソコンの紛失、盗難
3.災害等による滅失
4.誤操作による削除
5.ウイルスの侵入などによるデータ破壊
1.ハードディスクの故障自体はそれほど頻繁に起こるものではないが、一旦起きると全
データが消失するので深刻だ。ただ今回の私のケースと同じで外付けハードディスクに定期的に全体バックアップを取れば対応は可能だ。
2.紛失・盗難はノートPCなどで考えられるが、対策としては1の対策のほかに、セキュリティ的には持ち歩くノートPCに重要データや大量のデータは入れないことやファイルを暗号化して保存することが大切だ。パスワード付きでクラウドサーバーを使う手もある。
3.災害としては水害・火災などが考えられるが、パソコン本体とバックアップ媒体が同じ場所に保管されていては意味がない事になる。災害の場合両方とも滅失してしまう。対策として考えられるのはネット回線でクラウドサーバー等に保管することだろうが、無料のクラウドサーバーは容量の制限がある上に保存速度も遅いので保存する容量やタイミングは吟味する必要がある。またセキュリティ的には重要なデーターはやめておいた方が良い。
4.通常の誤操作による削除は、すぐ気がつけば「ごみ箱から元に戻す」処理でリカバリーできるが、ごみ箱を空にした後に気づいたら手遅れとなる。対策としては1.の定期の外付けハードディスクへのバックアップが有効だろう。
5.ウィルス等に対しては第一義的にはセキュリティソフトによる防御だろうが、消失対策としては1.の定期の外付けハードディスクへのバックアップが有効だろう。
外付けハードディスクへのバックアップ頻度は自分の使い方に合わせて決めれば良いし、整理整頓済みのデータはDVDに焼いて保管するとかクラウドサーバーに保管する事も併用すればよいだろう。個人では万全のデータ保全対策はなかなか取れないが、それでも何か対策を考えておかないとひどい目に会うのは自分自身だ。
※このブログを作成中にまた先日のハードディスクが反応しなくなってしまった。バックアップを取ってあるのでとりあえず安心だが、やっぱりハードディスクの調子が良くないようだ。