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2014年11月28日 (金)

水彩教室の先生の制作実演

水彩画教室は通い始めて3回目になるが、今回は先生が水彩画制作のデモンストレーションをすることになった。生徒が見る前で実際に水彩画を描いてみせてくれる実演だ。
Photo

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先生は鉛筆の下書きもせず、モチーフの白椿の写真を見ながら絵の具でどんどん描いていくが、最初のうちはどの辺りを描いてるのかすらよく分からない。紙の半分以上に絵の具が塗られたころにようやく中央の塗り残した部分が白い椿の花だと言うことに気がついた。

背景の色の濃い部分を塗って、メインの白椿は塗り残した部分で表現している。白椿の特にハイライトの部分は一切筆を入れず用紙の地をそのまま残して白い部分を表現している。下書きもしないでどうしてそんなことが出来るのか、私のような素人には不思議でしょうがない。水墨画なども白い所は何も塗らずに和紙の白をそのまま生かすそうだ。

先生曰く「水彩画を描くとは暗い部分を描くと言うことだ。陰や影の部分で色味をどう描くかだ。」ということだそうだ。明るい部分は目に見える通りの色合いだが、暗い部分には色んな色味が混ざっているのでそれを表現することが大事なのだそうだ。

実演を見ていると、先生の筆の動きが速い上に勢いがある。私も教室でこれまでに数枚描いたし自宅でも教本の手本を模写したりして練習しているが、筆の動きはチマチマとしていて手数ばかりが多いが、先生の筆使いは思い切りが良くて的確で手数が圧倒的に少ない。1時間も掛からないうちにほぼ出来上がったようだ。

あのレベルにはとても到達できないが、プロの筆運びや手順はとても参考になった。

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前回の教室で途中まで描いて自宅に持ち帰って完成させた私の絵。
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コメント

やはり先生の絵はすばらしいですね。
すごいとしか言いようがありません。
いちろさんの絵、温かみがあって好きです。
また出来たら見せて下さいね。

ヒロミンスカヤさん こんにちは
先生の絵の描き方は、経験やスキルの蓄積や感性などで素人から見ると別次元の世界に見えます。
水彩画には水彩画の描き方やスタイルがあるようで、私も早く水彩画らしい絵が描けるようになりたいですね。
私の絵は、昔小中学校の授業の時に描いていた描き方のままみたいです。
これからボチボチ勉強します。

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