朝顔の芋虫/エビガラスズメの幼虫
7~8月の頃は、朝顔のグリーンカーテンには芋虫が数匹住んでいて、葉を食べてはフンを地面に落としていた。でもその頃は朝顔の葉が繁っているので、芋虫そのものを見ることはあまりなかった。葉がかじられているのとフンが落ちているので数匹いるなと分かるくらいだった。
9月に入ると朝顔も葉が枯れ始めて咲く花の数も少なくなり、グリーンカーテンも透けて見えるようになってくると、これまで葉の下に隠れていた芋虫が見つかるようになってきた。数えると全部で5匹いるようだ。以前のものとは別の個体だろう。
みどり色のものが2匹と茶色のものが3匹いる。一日中緑色の葉をむしゃむしゃと食べていて、近くに新鮮な葉がなくなると別の場所に移動している。葉を食べるスピードはかなりのものなので一日に食べる量もかなり多そうだ。毛虫ではないし、見ていてもそれほど気持ち悪いわけでもないので、毎日今日はどこにいるかなと探すのを楽しんでいた。茶色のはちょっと気持ち悪いがみどり色の方は愛嬌があるように見える。
この芋虫は蝶々の幼虫だろうと妻と話していたが、ネット検索で調べてみると、どうも蝶々ではなくて「エビガラスズメ」という蛾の幼虫のようだ。蝶のアゲハの幼虫に似ていたが、体長も7センチ以上ありアゲハの幼虫ではないようだ。
蛾の幼虫だと分かった途端、それまで持っていた親近感がどこかへ行ってしまってちょっとがっかりしてしまった。
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更にネットで調べていると、みどり色の幼虫も茶色の幼虫もどちらも「エビガラスズメ」の幼虫のようで、環境や成長段階などで大きく変異したりするようだ。
みどり色の幼虫は2匹とも昨日から姿が見えない。体長も大きくなっていたので最終齢だったものがサナギになったのだろう。スズメガのサナギは土に潜って越冬するというのでプランタの土の中に潜ってしまったようだ。