現在のスマホに変えてもう2年経つ。当初からスマホの月額料金が高すぎと思っていたが、外出先でもいろいろと使えて便利なので料金への不満はあったが継続して使用していた。でも最近は以前ほど外出使用をしなくなり通話も少ないので毎月6500円も払い続けるのに疑問が出てきた。
国内の3大キャリアはシェア獲得のために熾烈な競争をしていて、MNPによる他社ユーザーの獲得を重視していて、機器代実質ゼロ円だとか数万円キャッシュバックなどのキャンペーンを大々的に行っているが、よく考えるとそんなキャンペーンの費用は長期使用ユーザーの割高料金で賄われていることになる。キャリア間を転々と移り歩くユーザーが優遇されて長期間同じキャリアを利用しているユーザーが割を食っている状況だ。昨年からは政府もこのような状況改善のために大手キャリアを指導しているが改善しているとは言いがたい。
私のスマホは携帯時代から通算すると18年2ヶ月間AU一筋だが、長期使用ユーザーが割を食う料金体系から逃れないといつまでも喰いものにされてしまう。
そこで月額費用が安くなる方法がないかネットで調べて見ると、格安SIMだとか格安スマホだとかSIMフリースマホなどのキーワードがいろいろと出てくる。言葉は以前から聞いた事があるが何となく胡散臭さを感じてあまり良いイメージは持っていなかった。でも調べると結構しっかりした業者が運営していて政府も普及を後押ししているようだ。ネットや家電量販店などで調べて業者やサービスの比較表を作成して検討してみた。
その結果良さそうなのは、SIMを格安SIMに交換するだけで現在のAUのスマホをそのまま継続使用できてなおかつ月額料金が安く抑えられるやり方だ。格安SIMにはデータ通信専用と音声通話+データ通信の2種類があり、音声通話+データ通信のSIMは090の番号をNMPで引き続きできる。もっともデータ通信専用のSIMでも050の番号での音声通話は出来るようだ。
最終的には「mineo」と言うところに格安SIMを申し込んで現在使用しているスマホに挿入して使用することに決めた。1ヶ月のデータ量は1GBのプランにした。当初3GBくらいは必要だろうと考えていたが自宅はWi-Fiルーター経由光回線でネットに接続しているので自宅ではデータ容量を消費しなくても良いからだ。このプランだと音声通話有りで基本料金は月額1410円(税抜き)+通話料になる。毎月5000円節約になる計算だ。実際にはAUの回線網を利用するので通話品質はAUと同等ということだ。
月曜日の午後AUショップでNMP解約予約番号を出して貰い、夜にネットで申し込んだら木曜日にSIMとご利用ガイドの入った封筒が届いた。SIMはAU回線を使用するのでAUのロゴが入っている。
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今日は午前9時からネットで開通の手続きが出来るというので、まずスマホの古いSIMを外して新しいSIMを挿入し、ネットからMNP転入切り替え処理を行った。このタイミングで正式にAUは解約になる。30分待つと切り替えが完了するので30分後に所定の番号へテストコールすると「開通しました」とメッセージが流れた。
この後、ネットワーク設定や、メール設定などをしたらほぼ前と同じように使えるようになった。自宅の電話機や妻の携帯に電話してみるとちゃんと繋がるし音声も明瞭だ。
GoogleやLINEやSMSやWi-Fiやアドレス帳などは何もしなくても以前のまま使用できた。思ったより簡単に移行が完了したようだ。
移行によってAUアプリは使えなくなったがそれほど影響はない。毎月の費用は5分の1くらいに収まるし、こんなくらいならもっと早く移行すればもっと早くから節約出来たはずだ。