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2016年4月13日 (水)

春の妖精/カタクリの花

桜が咲く時期にはカタクリの花も咲く。昨年たまたま見つけた小松市正蓮寺町のカタクリの群生地を今年も訪れてみた。里山の山裾の道路から立ち上がった斜面に群生地があり3万株くらいあるそうだ。昨年は事情がよく分からなかったのでフェンスの外側から写真を撮ったが、今年はフェンスの内のロープで仕切られた外側まで入ることが出来たので間近で写真を撮ることが出来た。

カタクリは春の妖精とも呼ばれ、反り返った花びらが可憐なのでそう呼ばれているのかと思ったが、春先のまだ落葉樹が葉を開く前に太陽の光を浴びて芽を出し、花を咲かせ、根茎や鱗茎に栄養を貯え、6月頃には葉や茎全て地上からは姿を消してしまうのだそうだ。春の一瞬だけ地上に姿を現すので春の妖精と呼ばれるようだ。

カタクリは片栗粉の語源になったように、昔は球根からデンプンを取って食用にしていたのだそうだが今では絶滅が危惧されている。ちなみに今は片栗粉はジャガイモから作られている。

小松市正蓮寺町のカタクリ
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桜を追いかけて鶴来の樹木公園へ行った時に、満開の桜の下でカタクリの花がたくさん咲いていた。桜は頭上に咲いていて、カタクリは足元に咲くので同時に写真を撮るのはなかなか難しいが、たまたまカタクリが目の高さよりも上の斜面に咲いていたので枝垂れ桜やソメイヨシノと同じ写真に収めることが出来た。
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こちらは管理棟の裏側の日本庭園へ登る道の山側斜面に咲いていた。目の高さの真横に咲いているのでマクロ撮影も立ったまま撮影できる。地面に這いつくばる必要もない上に周りに雑草がないのできれいに撮ることが出来た。
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万葉集の中に大伴家持のカタクリを詠んだ歌がある。
「もののふの 八十娘子らが 汲みまがふ 寺井の上の 堅香子の花」
(もののふの やそおとめらが くみまがふ てらいのうえの かたかごのはな)

カタクリは昔はカタカゴ(堅香子)と呼ばれていて、大伴家持は赴任先の富山県の高岡市のあたりでこの歌を詠んだそうだ。家持の目には八十乙女らと群生するカタクリの花が重なって見えたのかも知れない。

日本人とカタクリは1000年以上も前からの長いつきあいのようだ。

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コメント

そうですね~

雪が融けるとカタクリが咲き始めます

群落はあまりみかけませんね~
便利なところは、ねこそぎ盗掘されるようです

合掌村、白山スーパー林道の近くは横の林に群落があります
水芭蕉もあったかな

里山では知らないですが、岩魚釣りで行った、沢の奥にある広場のようなところにはカタクリの群落がたくさんありました

なつかしい写真ありがとう

こんにちは uegahara さん

カタクリの南限は福井県くらいだそうです。
中部地方の山間部では普通に見かけたのかも知れません。

昔は球根からカタクリ粉を取っていたそうなので、
山間部の人家の近くには普通にあったのかもしれないですね。


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