薄毛と老化
最近頭頂部の薄毛が気になりだした。1年ほど前から食事をしているとテーブルの向側に座っている妻が、私の頭頂部を見て「薄くなった」といって笑っている。私が食事のためにうつむくと頭頂部が妻の方に向いてしまい薄くなっていることに気がついたようだ。
確かに50歳代後半頃からは毛髪が細くなったり白髪が増えてきて全体的に髪の毛のボリュームが減ったという自覚症状はあり、その頃から整髪剤メーカーから発売されている薬用の発毛促進や育毛剤を使用していて対策はばっちりだと思っていたのだが、やっぱり加齢に伴って薄くなってしまうのだろうか。
頭頂部のつむじのあたりは髪が全方向に流れていく起点だから髪の量が少ないのは当然だとか毛髪が細くなったり白くなったりしたので余計に地肌が見えるんだろうといろいろ言い訳を考えてみたり、この年で若い時の様に髪の毛が一杯あったらおかしいだろうと妻にはうそぶいてみたがやっぱり気になる。確かに同年の友人たちも程度の差はあるが禿げてきたり薄くなってきている。
最近は妻が「薄い」と言う頻度が多くなってきたので、先日洗面台の鏡の前で手鏡と合わせ鏡にしてつむじのあたりを見てみると本当に頭頂部の地肌がダイレクトに見えるようになっている。百聞は一見にしかずというが自分の目で見ると確かに薄毛が進行しているようだ。自撮りで頭頂部を撮ってみた。
薬用の育毛剤を使っているのにどうしてだろうと思ったが、加齢による老化現象だろうし、もし使っていなかったらもっと進行していたかもと考えれば納得も出来る。老化というのは誰にでもやってきてあがなうことができない現象だ。運動や食事や薬などで遅らせることは出来てもやがて老化していく。
運動や食事やサプリメントで抵抗してみるのもよいがいつかは受け入れざるを得なくなってくる。最後はありのままにということか。