シロアリ被害
一昨日、妻がトイレ大声を出して大変だと言っている。何事かと慌てて駆けつけてみると、
トイレの床面と壁面の接続する部分に当ててある巾木が紙の様にベコベコしている。どうしたのかと手で押してみると表面に塗ってある塗料面だけで持っていたようでズボッと穴が開いて巾木の木が朽ちた様になっている。シロアリがいるのかとふやけた様な木の残骸を取り除いてみたら床下が見えるような穴がポッカリと開いてしまったがシロアリは確認できなかった。。
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びっくりして、以前玄関の庇の柱の修理の時に連絡した工務店の社長に電話をすると、別の業者さんを連れて見に来た。見立てではシロアリに間違いないようだ。最近のものではなく数年前の被害ではないかとのことだった。4年ほど前にトイレのリフォームをしているのでその工事の後に発生したのではないかと考えられる。
業者さんからはこれだけシロアリにやられているのだから床下を点検した方がよいと薦められた。これだけの被害を見るとひょっとしたら床下の土台がシロアリに食われて大変なことになっているのではないかと不安になる。そこで専門的な点検を依頼することにした。
昨日シロアリ駆除の専門業者を連れてやってきた。専門業者はトイレの近くの和室の畳をまくって床板をはがして床下に入ったが、肝心のトイレは元々床がタイル貼りだった所をフローリングにリフォームしたのでトイレの床下は四面が基礎のコンクリートで囲まれていて中を確認することも出来ない。手前側のコンクリート基礎を一部割ってようやく確認したところやっぱり蟻道と呼ばれるシロアリの通り道が床下の土から巾木の辺りまでつながっていたようだ。
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建物の他の部分の床下も点検してもらったが、他は今のところ異常はなさそうだが気持ちが悪いので駆除の薬剤の散布をして貰うことにした。
専門業者が薬剤散布の準備をしているとき、車庫の一部に雨が吹き込まないようにビニールの波板を当ててある部分の柱がシロアリにやられているのを発見してくれた。柱の部分が朽ちてしまっていてシロアリがまだ生息している白い虫が動いて歩いている。ここにも念入りに薬剤を散布するようお願いをした。
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シロアリ駆除の専門業者は点検と薬剤散布だけなので、トイレの巾木の部分に開いた穴は自分で塞ぐしかない。今日はホームセンターへ材料の木材やビニール巾木などを買いに行って修理作業をした。素人DIYながら一応きれいに仕上がったようだ。
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突然の出費でちょっと家計に響くが、知人に聞いてみると10年に1回くらいはシロアリの床下消毒をしていると言うことなので家のメンテナンスのための必要費用と考えるしかないようだ。もっと大きな被害に遭ってからでは遅すぎる。最小被害で気づいて対処出来たのは幸運だったのだろう。