車庫の波板囲い設置工事
シロアリでボロボロになっていた車庫の波板囲いを先日撤去したが、車庫の一角にはタイヤを置いてあるのでこのままオープンな状態にしておくわけにも行かないので再建しなければならない。
どんな構造にしようかとか材質は何で作ろうかとホームセンターも3軒ほど回ってどんな材料や部品があるのかを調べて見た。アルミ製の部材を使う案や、ビニールコーティングした鉄パイプで組み立てる案もあったが、結局柱や胴縁などは材木の方が現場の寸法に合わせて切断加工がしやすいので材木で枠を作り塩ビの波板を張りつけることにした。柱をコンクリートに固定する金具はラティスの柱用の金具を流用する事にした。
1日目は午前中に、数日前から下見をしていたホームセンタへ出かけ材木や波板や金具やビスや防腐防虫塗料などの必要な材料を購入してきた。
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1日目の午後は波板のパネルの柱をコンクリートに固定する金具を取り付ける作業をしたが、手持ちの電動ドリルではコンクリートに必要な径の穴が開けられないので急遽一番安い振動ドリルを購入してきた。コンクリートに下穴をあけて金属製のコンクリートアンカーを打ち込みこのアンカーに柱固定用の金具をボルトで取り付けることになる。何とか3か所に金具を取り付けた。
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2日目は午前から材木の加工だ。必要な長さにノコギリで切断して寸法を合わせ、柱と横材を組み合わせる部分には木がうまく組み合うように材木に切り込みを作ったりした。車庫の中で作業していたが雨が降り出したので作業を終了した。
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3日目は加工した材木に防腐防虫剤を塗る作業だ。古い囲いを撤去した時コンクリートに接触している部分が腐食し白アリの入り口になったようなので、今回は柱3本だけが金具を挟んでコンクリートに接触しているものの、他は極力木材がコンクリートに接触しないようにして、木材には全部に防腐防虫剤を塗った。
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4日目は部材をドリルネジで組上げていく作業だ。車庫の床で柱と横板を組んで木ネジで締めていき枠組が出来た状態で設置場所に運び柱3本を固定金具に差し込み、水平垂直を確認してボルトと木ねじで固定した。このままでは前後左右にグラグラするので斜めの筋交いを2本入れ、枠組自体を車庫本体の鉄骨に木材で固定したらかなりがっちりとした状態になった。
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5日目は最後の波板張りだ。波板が少し長いのでノコギリでカットして枠に当ててみて、下穴をドリルで開けながら波板用のドライバーでドリルビスをねじ込んでゆく。上の方は作業しやすいが下の方はドウダンツツジが植えてあるので地面に這いつくばって枝をかき分けて何とかビス止めが終了した。
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最後に木材が余っていたので柱を鉄骨に固定している木材の下に斜めに三角形になるように木材を取り付けて風で煽られないように補強した。
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ホームセンターの下見も含めると完成まで1週間も掛かってしまったようだ。
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お~
本格的、しかもきっちりした木材下処理
手間はかかったかもしれないが、外注よりもしっかりかつ安価にできたと思います
それにしても、手作業はほんとうに器用ですね
投稿: uegahara | 2016年9月26日 (月) 08時59分
構造自体は前のものとよく似た作りになっていますが、防腐・防虫対策をしっかりしたのと、以前は釘打ちをしていた箇所に木ねじを使用したので頑丈さが増したと思います。
車庫は元々三方がオープンな作りなので風は前からも後ろからも吹き抜けますが、前から後ろに抜ける風が吹くと波板に内側から外側への圧力が掛かることになり、釘打ちだと釘が抜けてしまう心配がありましたが木ねじなら数倍丈夫だろうと思います。
毎日半日は外で作業をしていましたが自分でも疲れやすくなったなあと実感しています。これで波板囲いはまた20年くらいは持つはずですが、20年後まで生きているかは分からないですね。
投稿: いちろ | 2016年9月26日 (月) 16時43分