無料ブログはココログ

« 秋冬用の花苗植え込み | トップページ | 11月の庭の花 »

2016年10月30日 (日)

加入していた厚生年金基金の代行返上

私が以前勤務していた会社は、厚生年金の他に厚生年金基金にも加入していて、厚生年金の一部が厚生年金基金で代行運用されていた。

退職後、年金を受給する時も代行運用されていた部分は厚生年金基金から振り込まれ、その他の部分は国の年金機構から振り込まれていた。ところが5月頃、加入している厚生年金基金から連絡があって代行返上することが代議員会で決まったので国に認可申請をしたと言うことだった。

厚生年金基金は企業単体や業界団体などで平成元年頃にたくさん設立された組織で、国の厚生年金の他に会社が別途掛け金を掛けることで加算年金や上乗せ部分を支給でき当時はメリットがあり、国の厚生年金の比例報酬部分の運用を基金が代行することも出来る制度だった。

でも最近の低金利の時代に代行部分の運用が難しくなってきていて、基金を解散したり代行を返上する基金が続出している。私が給付を受けている基金もご多分にもれず同様の事態となっていたようで、解散はしないものの加算年金部分は確定給付企業年金に移行し、代行部分は返上することになったようだ。

基金からの代行返上に関する案内はそれ以降なかったが、9月に入ると国の年金機構から突然年金額の変更の案内が来た。内容は厚生年金基金が代行返上したので今後は基金から給付していた年金を厚生年金から支払うことになったため基金分を増額するとのことだった。

支払いが基金から国の厚生年金に移管されたのだから総額は変わらないはずと計算をしてみたら何度計算しても年額比較でわずかだが減額になっている。何故だろうと思って基金の事務局に電話してみると、基金独自で給付していたプラスアルファ部分(上乗せ部分)が国からは給付されないのでその分がまだ基金に残っているとのことだ。今後一時金で受け取るか、年金で受け取るかの調査票を送るとのことだった。でも国から案内が来る前に基金から事態の説明の案内を送ってくるのが先だろうとちょっと腹が立った。

10月に入ると基金の事務局からプライアルファ部分の金額の案内があり、一時金で受け取るか年金で受け取るか返事を出せとのことだった。年金で受け取ると月額1000円くらいなので一時金で受け取ることにした。

金額は年金額換算で不足分と一致したのでとりあえず納得した。これからの年金の支払いは国の年金機構からだけに一本化されるようだ。

« 秋冬用の花苗植え込み | トップページ | 11月の庭の花 »

日々の生活」カテゴリの記事

コメント

年金のことはよくわからんです

比例報酬というか、より多く支払ってきたつもりだが、そんなに支給額に違いがない
支払額による違いよりも、年数のほうが大きいようだ

数年年上のほうが、はるかに年金額が多い・・給与などは相当低いにもかかわらず

そちらは、積み上げ部分があったんですね
よかったですね~

父親の、会社年金は倒産で消滅しました

自分は、退職金を全部企業年金にしたので、会社が倒産すると・・大変です

年金総額が、子供の給与より多い
子供の給与は低いな~

uegahara さん  今晩は

年金はよく分からない事が多いですね。
確かに厚生年金保険料をたくさん払っていてももらえる金額は比例しないですね。
支払い月数の方が重要で加入月数の多い少ないが年金額に直接的に跳ね返るようです。

私の方は積み上げ年金というのはないです。厚生年金基金では会社負担で加算年金を掛けていましたが、会社からの退職金の内枠として扱われたので退職時に一時金として支払われましたがわずかな金額でした。

基金加入によるプラスアルファ分は年金月額にして1000円ほどですから年額でも1万円くらいの話でないよりはまし程度のものです。

でも年金額総額がお子さんの給与より多いというのはすごいですね。お子さんの給与は低いと言ってもそれなりの額はあるはずですから。豊かな老後のようですね。


おはようさんです

追加させてくださ~い

年金多いというのは、かけている月数もありますが、同じ月数掛けているとすると、我々の年代よりも数年上の人のほうが多いということです

どうも、支払い開始が古い人のほうが多いようです(結構多額)

子供の、年収ですが、入社以来ほとんど昇給しない状況です
それでも、定職があるだけましだと思ってます

定職がなく派遣就業している友人や近所の子供は意外と多いです
生活はギリギリ

自分の給料から、親がもらっている年金を支払い、(自分の積み立てではないな~)
自分の年金は、子供が払っている年金積立の一部なんだろう
決して自分の支払いを年金で戻してもらっていると思えません

10年加入でも年金受給できるようになれば、年金破たんへの道は早くなると思ってます、10年加入に関係なく、年金は  たぶん  破たんするでしょう
株投資の、評価損は大きいし、無駄使いした年金額は少なくない・・原資は相当減っているだろう
少子化も大きな影響・・もはや右上がりの時代ではないな~

ボヤキでした

同じ加入月数でも年代によって支給額は違いますね。
年金危機が言われるようになった以前から受給している年齢の高い層は高いみたいです。その後団塊の世代が受給年齢になり始めると危機が現実化してきてだんだん支給額が減らされてきましたが既に受給している人の既得権はそのままですね。

これからもどんどんと支給額が少なくなり、支給開始年齢も遅くなっていくので今の若い人たちが受給する頃には年金で老後の生活が出来なくなるかもしれないです。
年金制度も破綻するかもしれませんね。

その原資に充てるはずだった消費税アップは延期になってしまいましたが、10年加入で支給されるのは予定通り実施のようなのでますます破綻のに近づいているようです。

子供達の老後までを考えると不安ですね。日本はどうなるんででしょうかね。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 加入していた厚生年金基金の代行返上:

« 秋冬用の花苗植え込み | トップページ | 11月の庭の花 »