遺影写真
先日写真を整理していたら妻が「死んだときの葬式の写真を決めとかんなんなあ~」と言った。まだ少し早いと思ったが、いつ事故や病気で死ぬかもしれない。終活の一環でそろそろ遺影写真の候補くらいは決めておいてもいいかもしれない。
父母の時はどうだったかと思い出してみると、母の葬儀の時は急遽アルバムから選んで遺影写真にしたが、晩年は病気がちだったため元気な姿の写真がなくて50歳代まで遡って写真を選んだ。父は80歳過ぎで亡くなったが生前から50歳代後半に写した写真を自分の葬式用と決めていた。父の葬式の時は遺影としてその写真を使ったが、その写真は若すぎて違和感がありすぎるので、今自宅の仏間に掲げてある写真は亡くなる数年前に写した写真にしている。母の遺影写真は葬儀の時に使った写真をそのまま掲げてある。
そこで妻と私のアルバムを開いて二人の遺影写真候補を探し出してみることにした。でも写真の数はあってもスナップ写真ばかりでなかなか遺影写真に出来そうなものがない。集合写真では顔が小さすぎるし、顔が大きく写った写真というのは意外と少ないものだ。妻の写真の場合は私が撮る人なのでまだ比較的枚数があるが、私自身の普段のスナップ写真というのは誰も撮ってくれないので枚数がほとんどない。
結局7~8年前まで遡って親戚の結婚式や葬儀などの時の写真などを集めて何とか10枚ほどの遺影写真候補を揃えられた。妻の写真はスナップも含めて20枚ほど選び出した。
遺影写真はいつ頃のものにすればよいかという決まりはないが、やっぱり本人が元気な時の写真の方がいいのだろう。でも実際に亡くなった時に余りに若すぎる遺影写真というのも違和感がありすぎる事になるので、これからは時々年齢相応の候補写真に入れ替えていく必要がありそうだ。