藤の花の花筏(はないかだ)
金沢のバラ園に行った帰り道に藤の花はまだ咲いているかなと松任グリーンパークに立ち寄ってみた。花の房は長くなっていたが、房の花の数が少なくなり花の色も先日のような鮮やかさがなくなっていて盛りも過ぎてそろそろ終わりのようだ。
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長くなった花房は折からの強い風にあおられて右に左に振られていて花がパラパラと落ちている。落ちた花は通路の隅に吹き寄せられているが、池を見るとたくさんの花びらが水面に浮かんで風で一か所に吹き寄せられている。藤の花の花筏だ。
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風情はあるがちょっと哀愁を感じてしまう。去年は気候のせいかあまり花を付けず、今年は2年ぶりにようやく咲いたが見頃は1週間くらいで風に吹かれて散ってしまった。最後は水面に浮かぶ花筏になってもう一度目を楽しませてくれたようだ。
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池の周囲には所々にキショウブが黄色の花を咲かせていた。キショウブは藤の花の終わりごろから咲き始める。アヤメの仲間だが元々はヨーロッパ原産の外来種で繁殖力が強いので木場潟あたりにも自生している。
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そういえば木場潟のカキツバタも今頃咲くはずだが、5月にも何度かウォーキングに行っているが花を見た記憶がない。そこで木場潟の南園地にも立ち寄ってみたが、何か異変が起きているようだ、花が咲いていないどころか株が育っていない。
見に来るのが遅かったのなら花が終わっても葉は繁っているはずだが、株が水の中で腐っていて葉が全然ない状態だ。かろうじて貧相な花が2つ咲いていたがほぼ全滅状態だった。原因は何なんだろう。
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1ヶ月後のハナショウブに期待するしかないようだ。
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