水芭蕉/2018
毎年4月の上旬は地元の桜の名所を見て回っているが、小松市の十二ヶ滝の近くに水芭蕉の群生地があるので、いつもついでに見ることにしている。低地で群生しているのはは珍しいらしい。
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かなり以前から時々見に行っていたが、その頃は唱歌の「夏の思い出」の影響で、水芭蕉は初夏に咲くものと思い込んでいて5月の連休頃に訪れていた。でも見頃が初夏なのは尾瀬のような高地の話で、低地の見頃はもっと早い時期だということに気が付いてからは桜の頃に見に行くようになった。
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昔はもっと密度が濃く群生していたが、10年ほど前からイノシシによる被害に合うようになって株が激減するようになった。その後電気柵などが設置されて被害に合わなくなって最近ようやく株数が復活してきている。イノシシは当地には昔はいなかったが、温暖化の影響でどんどん北上してきて繁殖して増えているので農業の被害も大きいそうだ。
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5月頃に見に来ていた時は葉が成長しすぎていて白い花が隠れてしまうくらいになっていたが、4月はまだ葉が伸びておらず白い花がよく見える。花と言っても正確には白い部分は仏炎苞(ぶつえんほう)といって葉が変形したもので花ではなく、仏炎苞の真ん中の棒状の部分が小さな花が集まったものということだそうだ。
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