浮寝鳥(うきねどり)
先日俳句のテレビ番組を見ていて「浮寝鳥」という言葉を覚えた。俳句の冬の季語で、越冬のため日本に渡ってきて川や湖沼で一冬を過ごす水鳥の群れのことを言う言葉だそうだ。ネットで調べてみると、特定の種類の鳥を指すわけではなく、鴨や雁や鳰や鴛鴦や白鳥などが、水面に浮かんで羽根に首を突っ込んで眠るさまをいうようだ。
こんな光景は木場潟でいつも見ている光景だ。冬に北方から渡ってきた水鳥は湖面に浮かんでじっとして眠っている。湖岸の近くにいるものは人の気配がするとスーッと岸から離れたり飛び立ったりするが、場所移動が終わるとまたじっと浮かんで眠っている。首を立てているのは活動的な鳥だが、大半は首を曲げて頭を羽根に沈ませて寝ている。こんな光景が木場潟の冬の風物詩になっているが「浮寝鳥」とはこんな水鳥をうまく言い表した言葉だ。
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(左)黒い水鳥の群れが岸に上がって草むらで餌をついばんでいた。ネットで検索したら「オオバン」というあまり聞いたことのない名前の鳥のようだ。
(右)白い大きな鳥はダイサギだろうか。これは浮寝鳥ではないだろう。
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