コマツの杜の八重桜/2019
3月の梅に始り河津桜や4月上旬の桜を訪ね歩いてきたが、その間に季節は新緑の時期へと移り変わろうとしている。そんな中桜の大トリの八重桜が咲き出した。八重桜と言ってもそんな品種があるわけではなく、一重咲きの桜に対して八重に咲く桜の総称が八重桜だ。別名牡丹桜とも呼ばれる。
ソメイヨシノの開花時期を標準にすると河津桜などは早咲きとなるが、八重桜は遅咲きのものが多く、ソメイヨシノなどが咲き終わった後に咲き始める。
最近4年程毎年JR小松駅の東側にあるコマツの杜へ八重桜を見に行っているので、今年も出かけてきた。最初に行った頃と比べると桜の木も随分と成長して枝も大きく張るようになっている。8種類の八重桜が全部で30~40本ほど植えられていて、ほぼ同時期に花を咲かせている。品種名の書かれた写真パネルや木札も付けられているおかげで八重桜の品種名も覚えることが出来た。
八重桜の中でも関山(左)と普賢象(右)は定番のようで、古くから公園や道沿いなどにも植えられている種類だ。
白妙(左)は真っ白な花を咲かせ、八重桜の中では他より早く咲くので他の種類が咲く頃にはもう花が終わりかけていることが多い。福禄寿(右)は白と濃い目のピンクのツートンカラーで可憐な花を咲かせる。
一葉(左)は薄いピンク色だが花が開いてくると白色になってくる。白とピンクが混ざって見えてグラデーションがきれいだ。梅護寺数珠掛桜(右)蕾のときは濃いピンク色なのでよく目立つ花が咲くと中心部が濃いピンクのツートンカラーになる。
鬱金(左)も御衣黄(右)も花色が珍しい品種だ。鬱金は名前のとおり黄色がかった花が咲き御衣黄は本当に緑色の花が咲く。木を見ても葉ばかりだと思って近づくと緑色の花が咲いていることに気づく。
この花はコマツの杜ではなくJR小松駅の西側に咲いていた八重桜。上記8つとは種類が違うようだが種類は不明だ。
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