小松市う川古代桜
古代桜を「こだいさくら」と読むのかと思っていたら、「いにしえさくら」と読むようだ。古代(いにしえ)の命名には少々仰々しすぎるのではと思うが、6本ある桜の古木が樹齢90年超と推定されていてこれだけ高齢のソメイヨシノは県内でも珍しいそうだ。
ソメイヨシノは一般的に寿命は60年くらいと言われているので90年となるとかなりの古木であり珍しいことから古代桜と命名されたのであろう。かってはこの地に北陸鉄道小松線の鵜川遊泉寺駅があり、鉱山の繁栄とともに賑わっていたようで駅が出来た当時に植えられたソメイヨシノが今も花を咲かせているということだ。鉱山も駅もなくなったが当時の名残を6本の桜の古木が伝えている。栄枯盛衰「兵どもが夢のあと」。
樹齢90年の古木とはいえ衰えた様子はなく、6本の古木がそれぞれ太い枝を縦横無尽に広げて小枝の先端までびっしりと花を咲かせている様子は見事だ。最近植えられた濃いピンクの枝垂れ桜と足元を彩る菜の花の黄色も春らしさを演出している。
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お久しぶりです
北陸の各地の桜 きれいですね
コロナなんて どこの話という 自然の美しさです
写真の桜が どれもきれいないろで仕上がっていて
花見に行ったようです
投稿: uegahara | 2020年4月10日 (金) 18時23分
花見をした気分になっていただいてよかったです。
近場の桜をあっちこっち見に行っていますが、毎年見に行っている桜ばかりです。
桜は人間社会のコロナなんぞ関係なくきれいに咲いています。
今年は花見宴会自粛のようですが、私の花見は元々人のいない所へ行っています。
投稿: | 2020年4月11日 (土) 22時11分