小松市大野町地内の桜
何年か前に大野町地内の梯川の土手にきれいな桜並木があるのを見つけて以来毎年桜の時期には通っている。市内の桜の名所の案内などにもほとんど記載されていないので、花見に来る人もほとんどおらず私のお気に入りの桜スポットになっている。
先日訪れてみたが梯川の400メートルくらいの土手に植えられたソメイヨシノはほぼ満開になっていた。途中に濃いピンクの枝垂れ桜があり全体のアクセントになっているが、今年はまだほとんど蕾で開花はこれからのようだった。ソメイヨシノの薄いピンクが快晴の青空と土手の若草の緑に映え、それが水面にも写り込んでいてとてもきれいだった。
この日も自転車に乗った人が2~3人通りがかりに花を眺めているくらいで静かなものだった。
次に向かったのは松岡町にある千恵子桜だ。樹齢は70年で樹高は17メートルとのことだ。今年はタイミングが良かったのか昨年と比べると花数が多いようだ。以前は下の方にも枝があって花を咲かせていたが、大雪でやられたのか最近は下の方にはあまり花はなく高い枝にたくさん花が咲いていた。
近場のお気に入りの桜を毎年見に行っている。以前は見に来てやっているという意識が強かったが、最近は桜巡りをしながら今年も生きているぞと生存報告をしているような気持に変わってきたような気がする。生存報告の行脚の様なものだ。
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