水芭蕉/2021
今年も小松市の布橋の群生地に水芭蕉を見に行った。山間の湿地になっているところに群生していて白い花も咲いていた。花といったが白い花びらのように見えるのは実は仏炎苞と言って葉の変形したもので、本当の花は仏炎苞の中央にある円筒状の部分で小さな花がたくさん集まっている。
何年か前にイノシシに球根が掘り起こされて数が激減したが、電気柵が設置されるなどしてようやく数が少し増えてきたようだ。
水芭蕉は日本全国にあるのかと思っていたが、調べてみると寒い気候を好み、北海道や本州の中部地方以北の日本海側に分布しているそうだ。有名な歌のせいで初夏のイメージが強いが、春先に花を咲かせるそうだ。これも早春から葉を出して花を咲かせる春告げ花のひとつになるだろう。
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