DIY 部屋のドアの修理
先日2階でバターンと音がしたので見てみると2階の部屋のドアの一部のモールという部材が剥がれて床に落ちていた。ドア本体も剥がれたモールも木製で、ドアを組み立てた後真ん中のパネルを固定するためにパネルの4方にモールを十数ミリの釘で本体に打ち付けてある。
この部材はこれまでにも何度か外れたことがありその都度何度か修理してきたのだが同じ釘を同じ場所に打ち直していたためあまりよく締まっていなかったのかもしれない。ほかの部屋のドアは何ともないのにこの部屋のドアだけ何回も壊れるので今回は原因を考えてみた。
いろいろ調べてみるとドアの敷居の部分が擦れていて塗装がはげるどころか敷居の木の部分までが削られている。ドアを開閉するときにドアの底部が敷居と接触していて無理な力を入れて開閉するのでドア全体が歪み一番弱いモールにしわ寄せがきてしまったのだろう。ドアが蝶番からドアノブの方に下がっているのが原因のようだ。
ドアの修理方法をいろいろ考えてみた。まず考え付いたのは敷居と接触しているドアの底部を削る案だが、簡単だが傾いているのを無視して削って直すというのもなんだかしっくりこないので却下。やっぱり傾きを修理するべきだと再度思案して、蝶番の位置をずらす案と蝶番の下にスペーサーをかます案を思いついたが、前者の案はドアの木部へのノミ加工が大変そうでこれも却下。
後者のスペーサー案で行くことにした。ドアは上下2つの蝶番で柱に取り付けられているが、下の蝶番にスペーサーをかませばドアの取り付け傾きは上向きに補正される。問題はスペーサーの素材と厚さと木ねじ穴の加工だ。敷居との擦れ具合から厚みは1.5mmから2.0mmが必要で素材は木は耐久性から無理だとするとアルミか鉄かステンレスになる。2.0mm厚の金属を必要なサイズに切り出して穴加工するというのは木工用の道具しか持ってない自分にはかなりハードルが高い。
なにか良い方法がないかホームセンターへ出かけ金属パーツの売り場で見ていて横にある蝶番売り場を見ていたら全く同サイズの蝶番を見つけた厚さは2.0mmで木ねじの穴の位置もぴったり同じだ。家から持っていたドアの蝶番の図面とも一致した。あとはこの蝶番の平たい部分だけを金切鋸で切断すればよいだけだ。金切鋸は持っている。早速この蝶番を買い求めて家で切断作業にかかった。2.0mm厚の鉄板を10cm切断する作業は大変だったが何とか切断できた。
最後にドアと蝶番を接続している木ねじを外しドアと蝶番の間に切断した鉄片をスペーサーとして挟み少し長めの木ねじで取り付けたねじ穴の位置もピッタリで4本木ねじを締めてドアを開閉してみたが敷居との当たりもなくなってスムーズに開閉できるようになった。修理完了だ。
ちなみに修理の際に確認してみると下側の蝶番取り付けのノミ加工は上側の蝶番よりも深く掘ってあった。一番の原因はこの加工ミスだろう。深くなりすぎた部分をスペーサーで補正した格好になった。
とりあえず直ってよかった。
« コロナワクチン3回目接種 | トップページ | パソコンの故障と修理 »
「日々の生活」カテゴリの記事
- Amazonを騙る詐欺メールが来た(2023.02.03)
- 最強寒波襲来(2023.01.27)
- 不運三連発(2023.01.19)
- 地元神社の左義長(2023.01.16)
- 今季最強の大雪/車がスタック(2022.12.27)
コメント