水芭蕉とカタクリの花/2022
10日ほど前に小松市内の桜の名所を訪ね歩いていた時に通り道にある水芭蕉の自生地とカタクリの自生地に立ち寄って見た。その時に写真を撮ったのだが桜の記事のアップに気を取られて水芭蕉とカタクリについての記事は伸び伸びになっていた。
今となってはカタクリは花がもう終わってしまっているし、水芭蕉については葉が大きく成長してしまっているだろうがせっかく早春の春告げ草の花の写真なので今回アップすることにした。
水芭蕉は小松市布橋町地内の十二ヶ滝の近くにあるので十二ヶ滝の桜を見に行ったついでに立ち寄った。何年か前にイノシシに自生地を荒らされて数が激減したがその後電気柵の設置の効果などで少しずつ株数が回復しているようだ。
「夏の思い出」の歌詞の影響で初夏の花のイメージを持っていたが、標高の高い尾瀬なら初夏の花だが、平地では初春に咲く花だ。花といっても白いのは仏炎苞と言って葉が変化したもので実際の花は仏炎苞の中にある円柱状のものに小さな花がついている。葉は早春は小さいが、夏にかけてどんどん大きくなって仏炎苞が見えないくらいに成長する。
帰り道小松市正連寺地内のカタクリの群生地に立ち寄って見た。この場所も最近何年かは毎年訪れている場所なのだが、今年はなんだかいつもと様子が違っていた。
大きい道路から群生地へ向かう通路の北側の入口には鉄柵が設置されていて入れず、道路を東側に回り込んで田んぼ道を300mほど歩いてようやく群生地に辿り着いた。群生地は金網フェンスで囲われているが、以前は1カ所扉があって群生地内に出入りできたのだが今回は扉が撤去されていて入れなくなっていた。フェンスの外側から見える花を写真に撮ったがも数も少なく近づけないのでズームを最大にしても小さくしか撮れなかった。
早春に可憐な花が見られるスポットとして気に入っていたのだが、急に厳しい規制がされるようになった理由は、ごみの不法投棄の対策なのか、はたまたカタクリの盗掘への対策なのかよくわからない。そういう事実があるのかも知らないが何か違法行為があってそれの防衛策なのかもしれない。
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