パソコンの故障と修理
8年ほど前からブログ用等メインで使用しているPC(パソコン)がとうとう壊れて電源も入らなくなった。2年前も調子が悪くて、使用中のフリーズや勝手な再起動などの症状が出ていて、その影響で外付けハードディスクが壊れてしまう事態が発生したが、その後だましながら使っていた。だがここ数か月はまた調子が悪くなっていて、電源をONにしても何度かON/OFFを繰り返した後に立ち上がったり、使用中に勝手に再起動がかかったりと怪現象が頻発していた。
これは故障の前兆だろうと小さなPCを新しく購入してブログ作成環境やデータなどの移説をしていた最中にとうとう電源が入らなくなってしまった。幸いシステムドライブとデータ用ドライブは別にしていたので、ブログ関連の環境や記事データや写真などは問題なく移設できたが、アプリなどシステムディスクに入っていたものは移設できなかった。
新しく購入した弁当箱のような小さなパソコン
壊れたPCを部品毎にテストしてどの部品が壊れたのか調べてみると電源とかCPUは問題なくて一番大事な基板(マザーボード)が壊れているようだ。基板の買替えも検討したが古いパソコンにお金をかけるのももったいない。そこで思いついたのが2台のPCから1台を完成させる修理でいわゆる「2個1修理」作戦だ。2年前のパソコン不調時に予備として購入した中古PCと壊れたパソコンから1台のPCを作る作戦だ。壊れたPCのシステムドライブと頭脳であるCPUチップを中古PCに挿しかえて新しい1台を作る計画だ。CPUチップもソケットが同じタイプで差し替え可能だし、壊れたPCのCPUの方が高性能だ。
白色が壊れたパソコンで奥の黒色が2年前に購入した中古パソコン
「2個1修理作戦」では、当初は壊れたPCを存続させて中古PCから壊れたPCへ基板を移すつもりだったが、基板のサイズ少し大きくて本体に入らないため、中古PCの方を存続させることにして壊れたPCのシステムドライブとCPUを中古PCに移すことにした。
実際の移行作業に取り掛かったが単純に物理的に部品を移動して取り付ければ動くだろうと思っていたのだが、CPUチップは差し替えたら問題なく動いたが、問題はシステムドライブの移設だった。壊れたPCのシステムドライブを中古PCに差し替えてみても全然動かない。ここで???となってしまった。ここからが泥沼にハマったようになってしまい動くまでに1週間かかってしまった。
話が専門的になりすぎてしまうので詳細は省くが、要はシステムドライブとマザーボードにはそれぞれに新旧の規格があり、新旧がそれぞれ合わないと作動しないようだ。今回は移設するシステムドライブが旧規格で、移設先のマザーボードのBIOSが新規格だったため動かなかった。システムドライブを新規格に変換する必要があったのだが、その方法がとても難しく適当な資料もないのでインターネットで検索して調べながら作業を進めなければならなかった。以前は無料のソフトで簡単にできた作業なのだが、半年ほど前にそのソフトが有料化になりすぐには使えなくなった。
ここでの規格とは基板のファームウェアのBIOSモードがレガシー(旧)かUEFI(新)かということと、システムドライブの規格がMBR(旧)かGPT(新)かということで新新または旧旧の組み合わせでないと動かない。我が家の壊れたPCのシステムドライブは旧規格のMBRで、移設先の中古PCのBIOSモードは新規格のUEFIだったので動かなかったわけだ。システムドライブを中身を消さずにMBRからGPTに作り替える必要がありこれが泥沼になった。知らない言葉ばかりでネットで調べながらなんとか解決できたが、一時は失敗ばかりで放り出そうかとも思ったが何とか解決にたどり着いた。