先日テレビで白山麓の綿ヶ滝の遊歩道や階段が改修されたと言っていたので、数日前に出かけてきた。綿ヶ滝は白山市の山間に入ったところにあり平地を流れてきた川が峡谷となった手取川に流れ落ちるところにある。落差は32mあり水量は豊富で綿をちぎって落としたように流れ落ちるので綿ヶ滝と呼ばれているそうだ。
これまでにも何度か見に来ているが滝壺の方へ降りる階段は滝と同じ側にあり、勾配が急で幅も細くて段差も一定でなかったが、最近改修が済んだということで階段の幅は広くなり昇り降りの人が交差できるようになったし階段の段差も一定になり手摺も新しくなっていた。階段は130段あるそうで一番急な場所の傾斜は45度以上あるかもしれない。
それでも降りるときはまだ良かったのだが昇るのは大変で一番急なところでは梯子を上っている感覚だった。階段の幅が広がり両側の手摺を掴めないので以前よりも却って怖くなった気がする。
これだけの落差と水量の滝を滝の真横の細かい水しぶきがかかる場所から見るのはなかなか迫力がある。滝は勇壮に流れ落ちているが、角度的に滝の下の部分が岩に隠れてしまい全体を見ることができない。階段を下りた下のスペースにも安全のため手摺が設けられていて以前ほど川側に出られなくなっているためだ。
少し離れた展望台からの眺めはこんな感じだ。
せっかく白山麓にやってきたので、ソバ畑を見にもう少し上流へと車を走らせたが以前見に来た時のような大規模なソバ畑はなかった。田んぼ1枚くらいのソバ畑が点在していて白いソバの花が一面に咲いていたので写真を撮った。山間の秋の風情だ。
先日白山市の山間の地区へソバ畑を見に行ったが、道の途中には手取峡谷があるので帰り道に立ち寄ってみた。手取峡谷は白山を源流とする手取川が長い時間をかけて岩を浸食して深い峡谷になったところで、この峡谷に支流が滝となって流れ込むところが綿ヶ滝になっている。落差は32メートルあり流れ落ちる水のしぶきが白い綿のように見えることから綿ヶ滝と名付けられたようだ。
夏でもなく紅葉の秋でもない中途半端な時期に訪れたが、シルバーウイークの最終日と言うことで何組かのグループが訪れていた。滝の真横に下へ降りる階段があり、梯子の様な急な階段を70段ほど下りたら滝を一望できる岩場に着いた。岩場は水面からは10メートルくらいあるが自然のままで手すりもないので、滑らないように気を付けて滝つぼを覗き込むがどうしてもへっぴり腰になってしまう。水しぶきもあって岩場はひんやりとしていた。
帰りは降りてきた階段を上ることになるがこれがまた一苦労だ。急なところは60度くらいの傾斜があり手すりのおかげで何とか上ることが出来た。心臓はバクバクで汗は噴き出るしあまり高齢者向きではないスポットだった。
滝から200メートルほど離れた場所に滝全体が一望できる展望台があるのでそちらへも行ってみた。探訪台からは先ほどいた岩場も全部見渡せた。ここでも赤トンボが飛び交っていた。
4月20日と21日の2日間町会のバス旅行に参加して、静岡・山梨方面を観光し身延山久遠寺や徳川家康ゆかりの久能山東照宮や日本平夢テラスなどを見てきた。石川から静岡までは思ったより遠く、北陸自動車道と名神・東名と乗り継いで片道5時間半くらいかかる。宿は山梨の下部温泉だったので更に30分かかった。
旅行の一番の期待は富士山眺望だったが、残念ながら1日目は曇りで全然見えず、2日目も早朝は青空があったが徐々に薄雲がかかり、宿を出発した直後にバスの窓から一瞬姿が見えたがそれっきりだった。
平成最後のバス旅行だったが、桜は終わり富士山は見えずちょっと残念な旅行になってしまったが、それでも八重桜や石楠花や藤の花が咲き始め山々の新緑が萌え始めていて新緑の季節を満喫してきた。
静岡県富士山世界遺産センター。富士山を逆さにした建物が面白い。
見延山久遠寺。日蓮宗の総本山で大きな枝垂れ桜が有名だそうだが花は終わっていた。
久能山東照宮 徳川家康が亡くなった後久能山に埋葬され東照宮が建立された。日本平からロープウエイが久能山まで通じているが、日本平の方の標高が高いのでロープウエイは久能山まで下っていくことになる。境内には八重桜が咲いていた。
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日本平夢テラス。 標高は300mあり屋外の展望フロアからは、駿河湾の富士山、眼下の清水港、伊豆半島、南アルプスなど360度のパノラマビューが楽しめるはずだったのだが、残念ながら最後の頼みのここでも富士山を見ることはではなかった。建物の周りではツツジが何種類か咲き出していた。
日曜日に京都に所用があって出かけたきた。用事は午前中で終わったので、せっかくの京都で紅葉の季節でもあるので、用事の済んだ場所から近い清水寺と高台寺を見てきた。2つとも事前に調べたところでは紅葉の名所になっているところで、境内の木々も一斉に紅葉していたが、あいにくの曇り空で陽ざしがないせいかあまり鮮やかな紅葉ではなかった。
その上調査不足で清水寺が大修理の最中ということも知らず現地で気が付いた。50年ぶりの大修理で清水の舞台のある本堂は工事用の覆いで覆われていた。
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でも本堂の中に入ることは出きて、舞台からの目線の高さの覆いは外されていたので木組みの足場越しに境内の紅葉を見ることができた。
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清水寺から高台寺までは歩いて向かったが途中三年坂や二年坂では狭い坂道に観光客があふれていて国際色豊かだ。両側には土産物屋が立ち並んでいる。狭い坂道を抜けると高台寺があり高台寺の敷地からは八坂の塔がよく見える。
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高台寺はの紅葉はそれほどでもなかったが、豊臣秀吉と正室北政所ねねにゆかりのある寺とのことだった。京都駅までの帰り道にタクシーが祇園の通りを通りかかると芸妓さんが歩いているのに出会ったので急いで車内から運転席越しにシャッターを切った。
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日帰りのトンボ返りの京都行きだったが、プチ観光気分を味わってきた。
9日と10日は地元神社の秋祭りだった。元々は秋の収穫を喜び感謝する祭りだったのだろうが、当地でも今は農家も少なくなって会社勤めの人がほとんどになっているが秋祭りの行事は受け継がれている。
9日・10日は町内の氏子さんたちが神社にお参りにやってきて新米や志納金を奉納していく。10日には各町内会の子供神輿が町内会を巡って歩き、大人の御神輿は朝の6時半から夕方7時ころまで町全体を巡行して、70か所近く設定された場所で神主による祝詞奏上やお祓いや巫女による舞いが行われ、町内の氏子さんたちが神輿に向かって2礼2拍手1礼の参拝をする。
9日の夕方、子供神輿6基が整列して子供たちや父兄が参加してお祓いが行われた。
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神社の提灯やボンボリ等も飾りつけられ、大人のお神輿も準備が終わって翌日を待っている。
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10日は早朝から神社から御神輿へご神体を移す神渡しの神事が行われ、定刻より少し早めにお神輿が神社を出発した。
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夜7時過ぎようやくお神輿が神社に戻ってきた。ご神体をお神輿から神社に移してようやくお神輿巡行は終了した。
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今年の秋祭りも町内の子供から高齢者までたくさんの氏子さんが神社にお参りに訪れ、お神輿巡行などにもたくさんの人が参加して無事終了した。町はまだまだ元気や活力があるが、当地でも少子高齢化は進んでいて10年先20年先に地域の行事を維持していけるのか心配になる。
地元神社の左義長が15日に行われた。
数日前からちょうど今季最強の寒波が襲来して日本列島全体が寒さに震え上がっている。北海道や東北や北陸の日本海側の大雪の映像がテレビで繰り返し流されていて、今後の積雪予想も60~80センチなどと予想されていたので、左義長が出来るのかと心配していたが当地ではあまり雪が降らず当日の積雪は意外と少なく数センチ程度だった。風は少しあったが左義長を実施することになった。自衛消防もポンプ車が出動して万一のために備えていた。
神主によるお祓いの神事が始まる30分前から鉄枠の組み立てや祭壇の準備などをして、町内の氏子が持ってきた正月飾りや古いお札などを鉄枠の中に投入してお祓いの時間を待った。定刻に神主によるお祓いが始まり町会の役員等も参列して神事が行われ点火された。
左義長を行う場所も最近は周囲に民家が建ち並び、風もやや強いため大きな火にしないように少しずつ投入する事にしたが、それでも時々強風に煽られひやひやものだった。その間にも正月飾りなどが次々と持ち込まれ受付時間ぎりぎりまで持ち込まれていた。
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今年の左義長は雪はそれほどでもなかったが、風が強く火が煽られて心配したが時間通りに何とか無事終了した。これで一連の正月関連の行事は一段落だ。
今度の最強寒波は終息のようだが、週末からはまた次の寒波がやって来るようでまだまだ寒い日が続きそうだ。
能美市の長滝にある七つ滝の紅葉がきれいだと言う情報を知人から聞いたので早速出かけてみた。七つ滝は昨年一度見に来ているが紅葉の時期は初めてなのでどうなのかなあと思っていたが、紅葉する木の数は少ないがちょうど葉が色づいている。でも黄葉ばかりで紅葉は少ないのでちょっとさびしい感じだ。
それでも滝の横の落ち葉が降り積もった小径を下から上に上っていくと400mほどの間に六つの滝が次々と現れ、両岸から木々が川や滝を覆っていて中に紅葉した木もある。滝は上から一の滝、二の滝と付けられているので、下の駐車場から行くと六の滝が最初に現れる。ちなみに七の滝はずっと下流にあって今は普通の川の堰堤になってしまっているので今回はパス。
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一通り滝を見たので駐車場に戻ると駐車場の横にある炭焼き小屋に人影が見える。見たことのある様な人なので近づいてよく見るとなんと以前勤めていたときの会社の先輩だった。彼はこの炭小屋でボランティア仲間と炭焼きをしているとのことだった。炭焼きをしていると言う話は以前から聞いていたがまさかこの場所とは思っていなかったので偶然のことにビックリしてしまった。
ボランティア活動は行政、市民、企業、NPOなどで構成される「能美の里山ファン倶楽部」の地域の活性化活動の一環として行われているもののようだ。
せっかくなので小屋の中を見せて貰った。真ん中には本格的な炭焼き窯がどーんと鎮座している。今は一週間前に火を入れた炭が窯の中にあり温度も下がってきたのでそろそろ取れ出せる頃との事だった。出来た炭は近くのキャンプ場やなどへ販売しているそうだ。