昨日午後に手前側に置いてある四角の水槽のメダカに餌をやろうとしたらなんだかメダカの数が少ないことに気が付いた。えさやりの時は一番に水面に浮かんでくる6匹の成魚がいなくなって水面にはまだ稚魚サイズの9匹ほどが泳いでいた、底の方で泳いでいるのかと思い目を凝らしてみるがやっぱりいないようだ。びっくりして簡易温室に入れてある丸形の水槽も見てみたがこちらもなんだが寂しい状態だ。よく見るとこちらも10匹ほどいた成魚が全然おらず稚魚や少し大きいメダカばかりになっている。
2つの水槽を合わせて成魚が15~16匹ほど、去年の春頃孵化した中くらいの大きさのものが15匹ほど、昨年秋に孵化した稚魚サイズが12~13匹の合計45匹ほどいたはずだが、今いる数を実際に数えてみると全部で22匹くらいしかいないようだ。
誰かが夜にやって来てこっそりと盗んでいったのだろうか、それとも鳥や小動物の仕業なのかだろうか。
最近は産卵の数も増えてこれから本格的に産卵や孵化が始まろうとしていた矢先にその主役になるはずの成魚が根こそぎいなくなってしまった。40個ほど採卵して孵化用水槽に入れてあるが採卵してある分が孵化したらそれで終了になってしまう。
それにしても一体だれか犯人なのだろうか。大きい成魚を全部を持っていく手口は人間の手口の様にも思える。人間だとすれば容器や掬い網も準備しているだろうしかなり計画的だ。でもそれほど高級な種類ではないので転売目的ではなさそうだし盗む理由がよく分からない。鳥や小動物の線も考えられるがそんな場合は現場に食べ散らかしなどの痕跡が残るはずだが水槽回りはきれいな状態だ。
取り敢えず水槽に金網を被て鳥や小動物を寄せ付けないようにしたが、犯人が人間だったら手で外してしまうし対策しようがない。
3月に来た寒波が今冬の最後だと思うし、ここ数日は穏やかな日が続いていて世の中にいよいよ春めいてきたので、そろそろメダカの冬籠りモードを解除しなければならない。ネットで調べるとメダカの冬眠明けの時期は水温18℃が目安のようだ。
水槽に入れておいた水温計を見ると18℃になっているので冬籠りの冬眠をそろそろ終了することにした。昨年末に冬眠に入るときは水槽を保温材で覆い、水面には水温低下を防ぐ意味で水草のホテイアオイを水面全体に浮かべ、ポリカーボネードの端材で水槽に蓋をし、空気を送るブクブクも止めて水槽を簡易温室に入れた。
冬の間はほとんど水槽の中を見ることがなかったので無事に生きているか分からず心配だった。ポリカのフタを外すと水面一杯にホテイアオイが覆っていたが寒さで枯れて腐ったようになったところも3分の1ほどあったので、汚い部分は取り除いてきれいな部分を再利用することにした。ホテイアオイを一旦全部取り除くと水量はかなり減っていたが水はかなりきれいな様子だ。メダカはどうかなと探すと丸い水槽に24匹ほど四角い水槽には13匹ほど生存していた。冬眠前は40匹以上いたはずなので何匹かは死んでしまったようだ。
水槽の壁面はかなり緑色の藻が付着しているので壁面をふき取り、掬い網で水の中のゴミを掬い出した。水がかなり減っていたのでカルキ抜きした水にお湯を足して18℃にして水槽に足し水した。
ホテイアオイのきれいな部分だけを水槽の水面に戻して、外しておいたソーラー式のエアレーションを接続したらブクブクと空気が出始めた。これでほぼ冬眠前の状態に戻したことになるが環境の変化でメダカが弱らないか少し心配だ。
まだ寒い日もあるかもしれないので水槽は2つとも簡易温室には当面の間入れたままにしておき、もっと暖かくなったら四角の水槽を外に出すつもりだ。
これからはメダカも活動的になって来るので餌やりも忘れずにしなければならない。