昨日木場潟ーウォーキングに出かけたが南園地にある薬草園のハナモモはもう咲いているかなと思いウォーキングの途中に立ち寄って見た。ハナモモはまだつぼみが固かったがそばに植えてあるアンズの木に薄いピンクの花が咲いていた。薬草園にはアンズがあることをすっかり忘れていた。
アンズはハナモモより少し早く咲き始め花の形は梅の花によく似ている。見分け方は花の付け根の咢の部分が花ピッタリくっついているが梅で、咢が反り返って花から離れているのがアンズだと教わったことがある。初夏には梅の実に似た未画なる。以前は家の近くの空き地にもアンズの木があっては花を咲かせていたが、新しい家が建って木はなくなってしまった。
木場潟はソメイヨシノはまだ咲き出していないが、一時期の冬枯れ状態からは変化していて柳の高木が新芽を出した枝をしたらせているし、レンギョウやユキヤナギや菜の花も花を咲かせ始めた。
草むらでは雑草のオドリコソウやキンポウゲも花を咲かせていて、草木は皆春を感じて動き出している。
今年は東京のソメイヨシノがなかなか咲き出さず開花宣言が遅れているようだ。例年なら気候が安定する3月に入っても寒波がきて天候不順の日が続いたせいかもしれない。当地は例年ソメイヨシノは4月になってからなのでそれほど開花が遅いという感じはまだない。
今はソメイヨシノの前に咲く桜たちがいくつか満開に近い状態で咲いている。
まず昨年から咲いている十月桜だが10月に咲いた後厳冬期はさすがに花が見えなかったが3月の中旬以降は暖かさを感じて花数も増え花も大きく咲いている。例年は3月一杯咲き続ける。
河津桜は3月始め頃に咲き出すが花期が比較的長いため今も満開状態で咲いている。葉が出始めていて来ているが若い葉の色は濃いめの花の色ともマッチしていてきれいだ。
ソメイヨシノが多数植えられている千本桜之園には1本だけ早咲きで白い花を咲かせる木があるが今は8分咲き位に咲いている。咲き出す前のソメイヨシノに囲まれて1本だけ白い花を咲かせているのはなかなか印象的だ。
中央園地ではソメイヨシノの開花に合わせてぼんぼりの取り付け作業が始まった。満開になると家族連れが草地にシートを広げて花見をする場所だ。ソメイヨシノの蕾は固そうだが気温が上がれば一気に咲き出すので開花時期の予想は難しい。
この日は春の日差しもぽかぽかしていてピンク色のぼんぼりが取り付けられたのを見ていると気持がウキウキしてくる。
木場潟の東園地にある梅林は湖面を渡って来る北西の冷たい風に晒されているので市街地の中にある芦城公園の梅と比較すると例年開花時期は少し遅い。芦城公園の梅を見に行ってから2週間ほど経つのでもう咲いているだろうと思いウォーキングの途中でコースを少し外れて梅林の方まで見てきた。
梅林はほぼ5分咲きくらいで白梅、紅梅、源平咲きの梅はいくつもの花を咲かせていてこれから咲く蕾も枝にたくさん付いていた。
紅梅
紅梅は本数は少ないが紅梅の大木が1本あり薄いピンクの花を咲かせていてとてもきれいだ。
源平咲きの梅
梅林の中に1本だけ1本の木で紅梅と白梅を咲かせる梅の木がある。源氏と平家の合戦の時の旗の色にちなんだ命名と言うことだが、それほど珍しい現象と言うわけではなく花木ではよくあることのようだ。遺伝子レベルの変異なので毎年同じように2色の花をつけるそうだ。
南園地には河津桜が数本植えられていて早春にピンクの花を咲かせるが今日見たところでは咲き始めと言ったところだった。本場の河津桜はもう咲いているようだが当地はやはり寒さのせいで遅いのだろう。
最近立て続けに梅が咲き出したので今年の春は早く来そうだなと思ったが、そうすると渡り鳥の北帰行も早くなるのだろうなと思った。2月に入ってからは木場潟ウォーキングもよく行っているので鴨などの渡り鳥はたくさん見たが白鳥はまだ見ていないことに気付いた。
白鳥は木場潟にはやってこない。白鳥のいるのは柴山潟の干拓地なので天気の穏やかな日に出かけてきた。今年の白鳥の情報がないかネットで検索してみたが情報はないので現地に行って探してみることにした。まず一昨年と昨年大きな群れのいた場所に行ってみたが今年は全然おらずもぬけの殻状態だった。今年は飛来しなかったのかななどと思いながらしばらくあたりを見回していたら、突然「クウー クウー」という白鳥の鳴き声が聞こえた。空を見ると3羽の白鳥が西の方角に飛んでいくのが見えた。
どこへ飛んでいくのだろうと目で追っていたら1Kmほど先の田んぼのあたりへ舞い降りるのを確認できた。場所は3年前までよく見に行っていた場所の付近のようだ。柴山潟干拓地は柴山潟の北側の1.5Km四方くらいの区域で白鳥はこれまでもこの区域の1カ所~数カ所に群れていたが今年は1カ所に群れているようだ。早速車で300mくらいの距離の場所まで移動してそこから100mくらいまで歩いて近づいた。これ以上近づくと白鳥を驚かせてしまうのでこの辺りが限界だ。
白鳥が首を立てているのは周囲を警戒している状態で高倍率デジカメでファインダーを覗いてみるとかなり首を立てている白鳥がいる。やっぱり警戒しているようだ。
時々餌場から戻ってきたのか数羽単位の群れが飛来して着地している。
今年は暖冬なのでシベリア方面に向かって飛び立つのも例年より早いかもしれない。
今日は朝から久しぶりの晴天だった。最近は木場潟ウォーキングに行く回数が減っている。寒いとか天気が悪いとか理由を付けてサボっているのも年のせいかもしれない。それでも今日のような天候なら出かけるしかない。雪を被った白い白山がきれいに見えるだろうし、カモなどの水鳥もたくさん飛来しているだろうと思い高倍率でズームができるデジカメを持って出かけた。
木場潟北園地に到着して白山を見ると湖面の向こうにクッキリと白山が見えるし水鳥もたくさん水に浮かんでいた。久しぶりのウォーキングなのでゆっくりと歩き始めたが、日差しはあるのに北風が強めで露出している顔や耳が痛いくらいだった。
西園地近くまで歩いてくると新幹線の高架にスマホを向けている人がいる。なんだろうと思ったら高架の上を福井方面行きの新幹線が走ってきた。慌ててカメラを向けて当てずっぽうにシャッターを切ったが地面しか写っていなかった。しばらく周回路を歩いていると今度は反対側からまた新幹線が来たので今度も適当に高架方向にカメラを向けてシャッターを切ったら写るには写っていたが線路の遮音壁が高くてしかも下から見上げているので車両の屋根部分しか写っていなかった。
もう来ないだろうと思っていたがしばらくするとまた福井方面行きの車両が走ってきた。今度は早く気が付いたのとスピードが遅かったのかかなり余裕をもってシャッターを切ったのでうまく撮れたようだ。20分ほどの間に3本も見られたことになる。
北陸新幹線は東京-金沢間は既に営業運転をしているが、今年の3月16日に金沢-敦賀間が営業を開始する。そのため運転手や駅員の習熟のために1日最大21往復の試運転がされているようだ。実際に高架の線路を車両が走っているのを見ると開通も間近だなと実感する。
新幹線の高架線路は木場潟の西側を通っているが、50mほどしか離れていないかなり近い場所もある。橋の建設工事や高架の建設工事もウォーキングのたびに基礎工事の頃から間近で見ていたのでなんとなく親近感がある。敦賀-大阪間は残念ながらまだルートする決まっていないので在来線に乗り換える必要がある。最近は東京も大阪も出る用事がないので利用する予定もないが開通したら一度は乗ってみたいものだ。